2012/08/16

マヨルカ島1泊2日の旅





ー 76~7日 ー
7月6日、
今日は朝7時の便でスペイン、マヨルカ島へ向かう。
マヨルカ島へ向かう目的はたった一つのカテドラルとミロ美術館。
そのカテドラルの写真をバルセロナで見つけた時からどうしても見てみたかった。
その理由はガウディが修復に携わったばら窓と鉄製の天蓋飾り。
相変わらずのガウディらしい独特な世界観。
スケジュールが合わずスペインにいた時には見れなかったのだが、
ヨーロッパにいる間に見ておかないともうこの先見る機会がないように思えた。
ということで、スペインの次に安く行けたローマからマヨルカ島へ。

飛行機が7時発ということは当然空港へ向かうのもめちゃくちゃ早くなってしまうのだが、
空港行きの駅まで優しいアナリッサが車で送ってくれることになった。

出発は朝4時半。
朝早いにもかかわらずアナリッサは嫌な顔一つせず
駅まで送り届けてくれた。
優しすぎるアナリッサ。
途中24時間営業の花屋があることに驚いたが、
ローマではこれが意外に需要があったりするらしい。

無事アナリッサに駅まで送ってもらい、電車に乗って空港へ。
今回は一泊分の荷物だけをリュックに入れたプチ旅行。
預け荷物が一つもない飛行機での移動はめちゃめちゃ楽だった。

マヨルカ島へは2、3時間程であっという間に到着。
空港を出るとまさにリゾート地だった。
日本におけるグアムやサイパンのような感じ。(行ったことないけど)

空港からはバスを乗り継ぎ宿の近くへ。
今回はカテドラルがメインのため宿はカテドラルのすぐ近くにした。
荷物を置いて昼食を済ませると真っ先にカテドラルへ。

途中スペインでよく見ていたクオリティーの低い着ぐるみに懐かしさを覚えながら、
階段を上がるとすぐにカテドラルはあった。
門の造りからしてすでにかっこいい。
入場料を払い中に入り、宝物部屋を抜けるとついに見たかった天蓋飾り。

さすがガウディ。
独特な天蓋の形。垂れ下がる灯り。
後ろに見えるばら窓から漏れる光。

かっこよかった。
天蓋に明かりが灯っていればさらに良かったのだが、
それでも十分にかっこ良かった。
柱の途中に設けられた灯火も不思議な世界観を作り出しなんとも言えない。

カテドラルを満喫した後は周りを散策。
どこまでも続くお店は今まで行ったどの場所よりも店の数が多かった。
しかもスペインだけあってオシャレなお店も多く、
迷子になりながらも歩き疲れるまでとにかく見て回った。

一度宿に戻り休憩した後は楽しみにしていた夕飯タイム。
スペインでうちらが一番好きだったフィデウア(パスタ版パエリア)をどうしてももう一度食べたかった。
宿の周りのお店を探しまわるもなかなか見つからないフィデウア。

ここにはないのかなと諦めかけた時にちょうどいいお店を発見出来た。

久々に見つけたフィデウアにテンションが上がり、早速テラス席へ。
席に座り隣の外人家族のテーブルに目をやると、なかなか衝撃的なものを飲んでいた。

1.5ℓ以上は入るであろう巨大ジョッキに20本近くささったカラフルなストロー。
しかもそのストローの長さが尋常じゃなかった。
長さ約50センチ。

完全にバカンスを満喫している外人。
さすが外人、あれだけは絶対に注文したくないな。

とりあえずスペインの時にいつも飲んでいたサングリアを注文し、
あとは久々に見るタパス選び。
スペインは食費もあまりかからないし、おいしいから楽しい。

フィデウアとタパスを少し注文するとおじさんがサングリアを運んで来た。

まさか、、、
もしかしてこれ、うちらのサングリア?

おじさんの手にあるのはさっき笑いながら見ていた巨大ジョッキと巨大ストロー。
リゾート感丸出しのバカンスサングリアだった。
というかもうバカサングリア。

やられた、、、

これだけは注文したくないと思っていたのに、、、

結局うちらもこの飲み物を飲むはめになってしまった。
まぁ、久々のバカンスということでこれでもいいか。
結局そのままその巨大ジョッキを頂き、久々の料理も満喫した。
相変わらずうまいフィデウア。

なかなかの量に手こずりながらもほろ酔い状態のうちら。
気持ちよくなって、今までの旅を振り返ったり将来の話も真剣にしたりと
久々にゆっくりと夕食の時間を過ごした。

(サングリアの料金は完全にぼられたけど、、、)

それでも楽しい時間を過ごせたことで不満もあまり感じなかった。
夕食を食べ終え宿に戻ると、
次はライトアップされたカテドラルを見にちょっとプラプラ散歩タイム。

飲み過ぎたせいであまり回れなかったが、
ライトアップされたカテドラルはまたかっこ良かった。

宿に戻るとそのまま就寝して今日は終了。


7月7日、
早くも今日でマヨルカ島は終了。
帰りの飛行機の時間が夜のため、宿に荷物を預けるとそれまでミロ美術館に行くことにした。
マヨルカ島にあるミロ美術館は
ミロがマヨルカ島に住んでいた時に実際使用していたアトリエを改造して造った美術館。
(詳細は世界の美術館巡りで)

行き方は宿の人が知らなかったため、
インフォメーションで教えてもらってからバスで向かうことにした。

バスで約20分程進み、バス亭から坂を登ると下に見える景色がきれいだった。
白いビーチにエメラルドグリーンの海。
まさに最高のリゾート地の形をしていた。

そこからほど近い住宅街の中にあった美術館。
なんていい所にアトリエを持っていたんだ。
羨ましすぎるミロ。

ミロ美術館は立地も良ければ造りも良かった。
そこまで広い美術館ではないが本当にアトリエだったのかと思う程の広さに、
庭、池、カフェなど自然と融合した美術館は、
人の数も少なく、いつまででも居たくなるようなくつろげる空間。
それにカフェで食べたパニーニは今まで食べたどのパニーニよりも美味しかった。

もちろんミロの作品も好きなものが多い。

そして驚いたのが併設されているミュージアムショップ。
まさかここで3.4年前に買うのを諦めた靴に出会うとは思わなかった。

それは前に表参道で見かけたCAMPERの靴。
値段も高くサイズが合わなかったためその時は諦めたのだが、
それ以来CAMPERに入るたびに同じような靴が出ないか気になっていた。
ここにあるのは同じような靴ではなく、まさに前諦めた靴。
あの靴がミロとCAMPERのコラボ商品だったとはここに来るまで知らなかった。

ちぃもお気に入りの靴に出会ってしまい結局二人とも美術館で靴をゲット。

環境も建物も作品もショップもカフェも全てが良い最高の美術館だった。

美術館を堪能した後は宿へと戻りプラプラ散策。
時間になったところで荷物を取って、バスで空港へと向かった。

ここで驚いたのが機内持ち込みの荷物チェック。
今までの航空会社のそれとは明らかに違った。

搭乗が開始されすぐに乗り込みが始まるかと思ったら進みの遅い列。
前を見ると、一人一人機内持ち込みのスーツケースの大きさを箱に入れてチェックしていた。

マジか、、、
格安航空会社でここまでしてくる所には今まで出会ったことがない。

嫌々チェックを受けている搭乗客。
中には荷物のことでモメているカップルまでいた。
多い人はスーツケースを開き直し、手持ちの荷物を無理やり押し込んでいる。
確かに規定では機内持ち込みできる荷物は一人一つ。

これはやばい、、、
美術館で靴を買ったことでうちらの手荷物は一人二つ。
規定違反で確実に追加料金が取られてしまう。

徐々に順番が近づくもどうしようもできないうちら。
そんな中も前の人達は全員厳しいチェックを受けていた。

こりゃ追加料金も仕方ないかもしれない。
いや、二つ分の追加料金は痛すぎる。

とりあえず靴はスタッフの死角に隠しなんとか押し切るしかない。

ついにやってきた自分たちのチェック。
片手で航空券とパスポートを見せ、片手で必死に靴を死角に隠す。

靴の箱もそんなに小さいものじゃない。
さすがに見つかるか、、、

ドキドキしながら死角に合わせ、ずらす靴の位置。

航空券のチェックも終わりゲートをくぐる。

あれっ。
何も言ってこない。

マジか、、、

セーーーーーーーーフ!!

相手はスーツケースに全神経を集中していたせいか、
バッグと靴の箱を持ったうちらはなんとかスルーすることができた。

ラッキー。

これであっという間にマヨルカ島も終わり、
夜発った飛行機がローマに着いたのは12時。
公共の交通機関は全て終了していたため、家まではタクシーで帰った。

ローマのタクシーはぼったくりのタクシーも多いことで心配だったのだが、
無事に家に到着。
部屋に入ると今日もすぐに眠りについた。


それでは写真のハイライトで。












カテドラル







カテドラル周辺



夕飯



夜景






ミロ美術館とその周辺

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