2012/08/10

トイレが見つからない





ー 745日 ー
74日、
今日もフルに一日ローマ観光。
本屋のカフェでパニーニランチをした後にまず向かったのは
現存する古代ローマ建築のなかでも最も完全な形を残す遺跡、パンテオン。

本当に約2000年前の建築物なのかと疑いたくなるくらい保存状態が完璧だった。
何より驚いたのはアーチ状に造られた天井。
どうやってここまで精巧に造ることができたのか、
どこまで進んだ技術を持っていたのか、
相変わらず古代ローマ帝国の凄さを思い知らされる建物だった。

続いて向かったのはナヴォーナ広場。
かつてここはプールとしても使われていたというからその発想が面白い。

ここもどれだけ噴水に力を注いでいてたのかが窺える広場だった。
ただ気になったのは噴水の形。
人の口から吹き出る水。
しかも大抵の彫刻が面白い顔をしているし、
真顔なら真顔でそれがまたギャップがあって面白い。
ギャグとしか思えない造り。
現代の人はまじめにこれを受け止めてるけど
ひょっとしたら古代ローマ人もギャグ要素を織り交ぜて造ってたのかな。

広場の近くのアナリッサオススメのジェラートを食べた後は、
サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会を目指してプラプラ散策。

香水専門店のローマ・ストアをチラ見してから教会の中へと入った。
ここはローマで最も古い教会。
聖母マリアに捧げるため、教皇ユリウス1世によって4世紀に造られた。
小さな教会ではあったが、金の装飾は圧巻だった。

そしてここで問題だったのがトイレ問題。
なかなかヤバいとは思いつつも、ここまでなんとかトイレが近くにあることを祈りつつ
観光を続けていたのだが俺の我慢も限界に来ていた。
公共のトイレは一向に見つからないし、教会にも一切ないトイレ。
しばしばこういう事態に陥ることはあるのだが、今回は度を超えていた。

ヤバい、これはマジでヤバい。
数値でいうなら95%くらいには達している。

これはもう一刻も早くカフェに入るしかない。
そしてこの暑さだと飲みたい物はカプチーノフレッド(アイスカプチーノ)。
安くカプチーノフレッドが飲める一番近いカフェを探すしかない。
探し始めるとたまたま教会の近くにあったちょうどいいカフェ。
カプチーノフレッドがあることが分かるとすぐにここに駆け込んだ。

セーフ。

おいしくカプチーノフレッドを頂き、トラムとバスを乗り継いで家へと帰った。

今日はジェノベーゼシーフードペンネを作って終了。


7月5日、
今日のメインはカラカラ浴場。
3世紀前半にローマ市民のために皇帝カラカラが造らせた娯楽施設だ。
3万㎡もあった浴場は高温、中温、低温の浴室に分かれ、総面積は11万㎡。
高さ30メートルの壁に囲まれ、中には図書館、礼拝堂、劇場、プールなども備えていた。
さすがローマ帝国。

カラカラ浴場前にあった売店でパニーニを食べてから浴場の中へ。
あまり人気がないのか、相変わらず暑いからなのか、中にはさほど観光客の姿は見えなかった。

ほとんど完全な形で残されているものはないが、とにかくその大きさには驚かされた。
残っていれば実際どれほどの大きさだったのか。
今でいえば健康ランドのようなものなのだろうが、その規模が圧倒的に違う。
しかも約1800年前の建物なのに。
ローマの遺跡を見るとつくづくローマ帝国の偉大さと先進性に驚かされる。

カラカラ浴場の後はスペイン広場の周りでショッピングタイム。
相変わらずスペイン・イタリアとかっこいい靴が多い。
ワーグナーなど数々の著名人が訪れたという1760年創業の老舗カフェ「カフェ・グレコ」で
休憩した後は、
知っていないとまず見つけられないような場所にあった
世界のグッズを集める「Spazio Sette」、キッチングッズを扱う「c.u.c.i.n.a.」など、
様々なお店を巡った。

帰りは再びトレヴィの泉を通り、近くにあった安いレストランで夕飯タイム。

夕焼けに染まるヴィットリオエマヌエーレ2世記念堂がとても美しかった。

明日からは一泊二日のプチ旅行。
スペインにいた時に見忘れていたカテドラルを見に
スペインのリゾート地「マヨルカ島」へと向かう。


それでは写真のハイライトで。








パンテオン





ナヴォーナ広場





サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会








カラカラ浴場

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