ー 7月25~26日 ー
7月25日、
朝目が覚めると今日はトルコのクサダシに到着していた。
アルテミス神殿を中心に繁栄した「エフェソス」。
巨大な円形劇場が残るこの遺跡への拠点としてもクサダシは利用されているらしいが、
ポンペイ遺跡で満足してしまったうちらは港の周りを散策するだけにした。
(クルージングの人達は大体がロイヤルカリビアンの高いツアーを申し込む)
船を降り港のゲートを目指すと民族衣装を着た女性達が待ち構えていた。
クルージング客が来るなり始まった不思議なダンス。
なんともいえないクオリティーが可愛かった。
港を出ると早速すごい数のお店が連なるクサダシ。
かわいいランプを売るお店や革製品を扱うお店、
派手な刺繍の衣類や靴、様々な似たようなお店が所狭しと並んでいる。
それにしても暇そうなおじさんが多い。
さすが親日のトルコだけあって色々な日本語を駆使して客引きしてきたが、
「ニーハオ」と言われることも多かった。
アジア=中国のイメージは親日国のトルコといえども強いのかもしれない。
まぁ中国人観光客のあの数とあの羽振りの良さを見せられたらそれも仕方ないか。
イスタンブールとかになると違うのかもしれないけど。
お店の数は多くても似たような店ばかりなので早速飽きると、
せっかくなので次はトルコ名物の一つであるトルコアイスを探す事にした。
しかしいざ探してみるとなかなか見つからないトルコアイス。
店の数は多いのに驚く程見つからない。
仕方ないので人の良さそうなおじさんが客引きしていたカフェでお茶とWi-Fiで休憩することに。
お店を後にすると結局港から一番近いところでトルコアイスの屋台を見る事ができた。
一つだけ注文し、食べ終わると観光も早々に切り上げ船に戻るうちら。
船ではいつものビュッフェでランチを済ませ、室内プールでまったり。
クルージングが始まってからというものサントリーニ島以外は
ほとんど観光欲が薄れてしまっていた。
というか船の居心地が良過ぎるのかもしれない。
夜のディナーはスマートカジュアルというドレスコードがあったのだが、
まぁそんなにきっちりしてない人もいたし、
それなりの格好で行けばいいかということでそれなりの服装でディナーへ。
周りを見渡すとちゃんとスーツでキメている人もいたが、
それなりの人、むしろうちらよりもラフな人も多かったので全く問題はなかった。
7月26日、
今日は12時にギリシャのカタコロンに到着。
ここを拠点として向かう遺跡が古代オリンピックが行われていた場所「オリンピア」だ。
紀元前776年から4年ごとに開催され、393年まで、
じつに1200年もの長きにわたって続いた古代ギリシャのオリンピック。
現代のオリンピックの起源であり、今でもオリンピックの起点となる場所。
今でもオリンピックの聖火が点火される場所はこの遺跡というから興味深い。
ただ心配なのは毎日配布されるロイヤルカリビアンの情報に、
オリンピア遺跡への移動方法が全く記載されていなかったことだった。
どうやら公共の交通機関がないに等しいらしく、
ネットで調べても確かな情報はあまり出てこない。
船のインフォメーションデスクの女性に尋ねても答えは一緒だった。
といってもロイヤルカリビアンのツアーを申し込むと80ドルくらいかかってしまう。
いやいやそれはあり得ない。多分何かしらあるはずだ。
ネットでも書かれていたバスや列車の情報を信じて、着いてから探してみる事にした。
いざ街につくとそんな心配は全く必要なかった。
ちゃんと列車もあるし、バスもある。
めっちゃ分かりやすくバスのおばちゃんが客引きしてくれていた。
ツアーに申し込ませるためにわざとこういった情報を載せなかったに違いない。
バスの時間まで結構あったのでカタコロンの町をプラプラ散策することに。
強烈な日差しに参りながら歩くとあっという間に終わってしまう散策。
大して長くない二本道の両脇にお店が連なっているくらいで、
町自体の規模はホントに小さいものだった。
そんな中でもちぃはエコバッグとワンピースをしっかりゲットし、
時間になったところでバスへと乗り込む。
次から次に乗り込んで来る観光客達。
中には海から上がりたてのびしょびしょの状態でそのままTシャツを着始める外人もいた。
集合時間のホント直前まで海に入っていたことと、
一切体を拭きもせずそのままTシャツを着てしまう様は、さすが外人という驚きもあり、
その当たり前のようにこなす潔さがちょっと面白くもあった。
まぁ、子供は水着のまま乗ってたけど。
オリンピア遺跡までは片道45分程度。
バスを降りると早速遺跡へと向かった。
入場料を払い中に入ると、ほとんど石が転がっているだけのようにしか見えない遺跡。
あれ、全然残ってないじゃん、、、
大した感動もないままマップを見ながら回るうちら。
聖火が点火される神殿らしき場所も見たが、ホントにここがそうなのかちょっと疑わしいまま。
ここで古代オリンピックが行われていたのか!
といった気持ちも沸き上がってこず、さほど上がらないテンション。
とりあえずかつて200m走(実際は192mらしい)が行われてたスタジアムで
スタート地点からのスタートダッシュをすることに。
ホントは200mをマジで競争しようかとも思っていたのだが、
この暑さのおかげで即座に断念することとなった。
ここで2500年以上も前のオリンピックの短距離走が行われていたと思うと
なんか不思議な気持ちだった。かつての世界一を決めていた場所。
どれほどの人がここに集まって、どれほどの熱気をもってここで行われていたんだろうか。
あとは暑さのせいでうだうだしながらそれなりに遺跡を廻る。
一応全て見たのだが、どうも形が残ってなさ過ぎて微妙に感じてしまった。
バスでカタコロンの町へと戻りカフェで一服。
そろそろ船に戻る時間だったかなと軽く焦ると、
近くのカフェで楽しそうにしている利伸(久保田似の船のジムの人)がいたので、
挨拶をしてゆっくり船へと戻った。
今日のショーはビートルズNight。
やっぱビートルズはいいね。
それでは写真のハイライトで。
お迎えダンス
クサダシの様子とトルコアイス
カタコロンの町並
オリンピア遺跡
ビートルズNight
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