ー 7月27~29日 ー
7月27日、
早いもんで今日でクルージングも最終日。
最終日は一日中移動となるからずっと船の中で過ごさなくてはならない。
まぁ快適だから全然いいんだけど。
もはや完全に日本モードになってしまっているうちら。
このクルージングが終わるともうあっという間に一時帰国で日本だ。
そんな最終日はお決まりの室内プールとデッキの屋上で日焼けタイム。
ジムへ行くといつものマッチョ達が今日もせっせと鍛えていた。
彼らは観光を一度でもしたのだろうか。
ひたすらゆっくりしてディナーを食べ、
夜のショーは今までで一番クオリティーの低い大道芸人が登場。
もはや観客からは苦笑いしか送られてなかったが、
なんとか最後は頑張って大技を決めていた。
今日印象に残ったのは最後のディナーの際に隣のおじさんがお気に入りのウェイターに
握手をしながらそっとチップを握らせていたこと。
ウェイター以外誰も気付かないであろうその渡し方はとても紳士的でかっこ良かった。
7月28日、
一週間にわたるクルージングの旅もついに終わりを告げた。
何もかもが楽でめちゃくちゃ居心地が良かったクルージング。
おかげで完全に旅モードは解除されてしまった。
まぁ、最近はヨーロッパの時点で大した苦労は全然しなかったけど。
朝9時に船を下船。
今日は夕方の列車でミラノへと向かい、明日の朝の便で日本へと帰る。
あっという間に前半の旅も終わりだ。
最後の地はミラノだが、観光する時間はほとんどないので
今日のこのヴェネツィアが前半最後の観光タイム。
港から駅までは見つけた電車で移動。
観光するために荷物預かり所に荷物を預けようとしたが、
あまりにも高かったので駅の荷物預けに荷物を預けてから廻ることにした。
(それでも高かったけど)
行き先は17世紀から税関施設として使われていた建物を安藤忠雄が改築設計した美術館
「プンタ・デラ・ドガーナ(Punta della Dogana)」。
もう一つある「palazzo grassi」は展示が行われていたかったため、
ヴェネツィアに来たからにはどうしてもここだけは抑えておきたかった。
ヴァポレットに乗り美術館へ。
中は赤レンガと天井には木材、
そして相変わらず打ちっぱなしのコンクリートによって空間が作られていた。
コンクリートがあるだけで安藤忠雄っぽいなと感じてしまう。
展示は現代アート、コンテンポラリーが多く、ショップのグッズも面白い、
ちょうどいい大きさの素敵な美術館だった。
美術館後は前半の旅最後のvenchiを食べ、ちぃはお気に入りのサンダルをゲット。
17時前には荷物を受け取り、列車に乗り込んだ。
ミラノ中央駅へは2時間半程で到着。
駅からして都会っぷりが窺えるが、なんとなく駅周辺の治安は良さそうではなかった。
駅を出るとあらかじめ駅の近くに取っていた宿にチェックイン。
部屋に荷物を置くと、前半の旅最後の夜は駅のバーガーキングで締めた。
あとはシャワーを浴びて明日のフライトに備えて寝るだけだ。
しかしそれが問題だった。
まず始めにお湯が出ないシャワー。
一度シャワーへと向かったちぃはそのまま部屋に戻ってきた。
まさかミラノでお湯が出ないとは。
とりあえず宿の人にお湯が出ない事を告げると、
どうやったのか謎だが、なんとか頑張って30分程でお湯が出るようにしてくれた。
あとは寝るだけ。だがこれが一番難しかった。
もう、とにかく暑い部屋。
この暑いイタリア、ミラノの夜に、この宿にはクーラーがなかった。
あるのは扇風機のみ。それでも扇風機があるだけでもめちゃくちゃありがたかった。
窓を全開にし、常に扇風機の風が来るようにセットし寝る態勢へ。
ひたすら蚊に刺されながら結局眠りにつけたのは夜中になってしまった。
7月29日、
朝起きると露出していた部分は大体蚊に刺されていた。
フライトが昼のため、朝宿をチェックアウトすると
すぐに中央駅から出ている空港行きのバスに乗り空港へ。
今回使う航空会社はロシアのアエロフロート。
成田まではモスクワ経由で向かう事になる。
なかなかボードに表示されないアエロフロートに戸惑いながらも
なんとかチェックインを済ませるとゲートへと向かった。
ついにこれで日本に一時帰国だ。
ホントに早いものでこれで前半の旅も終わり。
1月20日に旅立って約半年。廻った国の数は20ヵ国。
オーストラリア→南米→アメリカ→ヨーロッパ・北欧と旅をしてきた。
最初は世界一周なんて一体どれだけ大変な旅になるのかと思っていたが、
それほど大変な国に行っていないせいか、特に大きな苦労をすることはなかった。
大変というか旅っぽかったのはスケジュールが未知な南米と、
アメリカでのロストバゲージくらい。
ドミなどにも泊まらず、めちゃくちゃ節約をしてきたわけでもない、
全て先のスケジュールを決めて動いていたうちらにとっては、
あとは観光で旅行をしているのとなんら変わらなかった。
ただ様々なものをこの目で見れた感動は大きい。
自然だったり、建築だったり、アートだったり、お祭りだったり、人だったり、
日本では触れることのできないものに時間をかけて触れられたことはとにかく幸せなことだった。
おそらく旅行したくらいで自分の価値観が変わることはないけど、
初めてこれほど多くの国を見ることができて、
少なくとも興味が湧いたのが、世界史と宗教と言語。
自分が何も知らない事を改めて知る事ができた。
大人になると勉強したくなる、ってのはこういうことなのかな、とも思った。
まぁ、一番大事なのはこの旅が終わってからのことだけど。
とにかくこの旅をさせてくれた家族、友人、環境に感謝です!
ホントにありがとう!
後半は前半よりも確実に何かありそうな国が多いから、
気をつけつつ、それを楽しみにしつつ、まずは大好きな日本!!
帰ると阿波踊り漬けの夏が待っている。
みんなに会える事が楽しみで仕方ない。
そして高円寺の夏。
激アツになることは間違いない。
成田では早速妹達がお出迎えしてくれる予定だ。
それでは全然写真撮ってなかったのでヴェネツィアの写真を少しだけ
ヴェネツィアの街並と美術館
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