2012/03/31

グランドキャニオン!!





ー 315日 ー
今日はツアーが朝5時集合のため気合いを入れて4時起き。
眠たい目をこすりながらなんとかパッキングも終え、無事チェックアウトした。

今回のツアーは、
グランドキャニオン・アンテロープキャニオン・モニュメントバレー・ホースシューベントを
一台(8人乗り)のトラックで1泊2日で一気に回るというもの。
二日間の走行距離は実に約1432kmという弾丸ツアー(日本語)だ。

朝5時、ホテル前で拾ってもらいツアーに出発。
まだ夜も明けぬ暗闇の中、まずはアンテロープキャニオンに向かい車は走り出した。
今回のツアーメンバーは
ドライバー兼ガイドのマサさん・・・コテコテの関西のおっちゃん。
関西出身の女の子2人・・・元気で明るく関西らしい二人。うちらと同い年かも。
大学2年生の男の子・・・アメリカのニューメキシコ州に交換留学しているらしい。
プラスうちらという6人。
車に乗り、ガイドのマサさんからツアーの説明があると、
あまりの眠さに5分もしないうちに眠ってしまった。

トイレ&朝飯休憩を挟んだ後、朝10時頃アンテロープキャニオンに到着。
アンテロープキャニオンは長年にわたる降雨やそれに伴う洪水、
谷を吹きぬける風によって浸食され形成された波のような曲線を描く美しい渓谷。
受付を済ませると、ここからは現地ガイドツアーに代わり、中に案内された。
入り口は単なる亀裂の様にしか見えない程、発見されたのが不思議なくらい狭い入り口。
設置されている階段を伝いながら下っていき、中に入ると鍾乳洞のように一気に涼しくなった。
波が硬直したかのような、美しい曲線を描く岩の壁に囲まれる。
亀裂の隙間から差し込む光が波のような曲線をより赤く、より鮮明に映し出していた。
まさに自然が作り出した芸術。滑らかな曲線と光の陰影がとてもキレイだった。

45分程かけアンテロープキャニオンを見終わると、
次は車で30分程移動したところにあるホースシューベント。
コロラド川により浸食された大地の形が
馬の蹄(ホースシュー)に似ていることからそう名付けられた。
駐車場に車を止め、ホースシューベントまで15分程歩くと、
柵も何も作られていない足がすくむような断崖絶壁。
馬の蹄形に削られた大地の奥底には緑色のコロラド川が流れていた。
写真には入りきらないデカさに圧倒される。

20分程ホースシューベントを満喫すると、近くのレストランの中華バイキングでランチタイム。
広大な自然の中に普通にレストランやマーケットがあるのが不思議でならなかった。
ランチタイムも巻きで終えると、急いでモニュメントバレーへと移動。

途中、あの映画「フォレスト・ガンプ」のフォレストが走るのを止める
有名なシーンに使われた道路で記念撮影し、ひたすら走り続けること2,3時間。
崖の形が様々な形に似ていることからそう名付けられたモニュメントバレーに到着。
ここからはまた、現地ガイドツアーにチェンジして車で案内してもらった。

武蔵丸似のナバホ族の現地ガイド。
英語、日本語、ナバホ族の言葉を使いながら、左手・右手・象・尼さん・
横たわった巨人・巨人の靴・スヌーピーなど、様々な形に例えられる渓谷を紹介してくれる。
ナバホ語だと「あっち」が「あちゃ」、こっちが「こちゃ」だったり、
「犬」が「てっちゃん」だったりとナバホ語講座もなかなか面白かった。
車を降り渓谷の写真を撮っていると、ちぃの写真を撮らせてくれと言ってくるガイド。
どうやら自分の息子の嫁にちぃが似ているらしい。
そんな感じで様々な形に例えながら紹介してくれるモニュメントバレー、
正直無理やりなものが半分だったが、相変わらずスケールのデカさはピカイチだった。

一通りガイドが終わると6時頃にモニュメントバレーを後にし、今日の宿へ。
夕飯はバーガーキングで済ませ、翌日の日の出に向けて早めに就寝した。
二日目は、朝6時半集合でモニュメントバレーの日の出に向け出発。
早起きしたせいで相変わらず車の中は爆睡だった。
30分程で到着したモニュメントバレー。
車を降りると、あまりの寒さに目が覚めた。
昼間はTシャツでいられる程暑いのに、フリース+ダウンを着ていても寒い。
凄まじい気温差。ガタガタ震えながら日の出を待った。
徐々に明るくなり薄く赤く色づいてきた空。
モニュメントバレーの後ろから太陽が出るため、よりくっきり現れるシルエット。
横では隣チームのガイドが様々なポーズ写真を要求していた。
そうこうしているうちに、地平線から顔を出す太陽。
寒さに震えながら見る日の出はその分キレイだった。
とりあえずモニュメントバレーの日の出をバッグに阿波おどりしてみる。
おかげで体も心も暖まった。
横では隣チームのガイドが様々なポーズ写真をまだ要求していた。

日の出を終えると、次はメインイベントである「グランドキャニオン」!!
7000万年前に地殻変動により隆起した地域が、
約4000万年前からのコロラド川の浸食により形成された峡谷。
最古の地層はなんとおよそ20億年前の原始生命誕生時のものらしい。

走り続けること3時間程で入り口に到着し、車で渓谷を登り始める。
ついに俺がアメリカ自然界で一番の期待を寄せているグランドキャニオンに近づいてきた。
走りながら車の中では「まだ右は見るなよ、左を見とけ」とマサさんが
感動をとっておくために忠告してくれた。ずっと左を見るうちら。
まだグランドキャニオンを見ないように必死に左の窓に目を向ける。
次の瞬間、カーブを曲がったところで左に見えてしまったグランドキャニオン。
まあ、そんな簡単にはいかなかった。
まだ頂上に着く前だったが、完全にあのグランドキャニオンがはみ出していた。

そんなことは置いといて、車は頂上のビューポイントに到着。
崖の上に立ち、眼下に広がるグランドキャニオンを見下ろす。
何億年にも渡り削られ形成された形状。歴史が刻まれた何層にもわたる地層。
人の手が全く加わっていない果てしないむき出しの地球。
あまりの光景に大地というより地球を感じた。

見に来て良かった。これを見れただけで本当に満足だった。

その後も二つくらいビューポイントを巡り、ランチタイム。
ビュッフェ形式のランチを終えると、ラスベガスに向け出発。
途中、ルート66名残の町セリグマンに寄りショッピングタイムがあり、
その後はガンガン飛ばして夜6時頃にラスベガスに帰ってきた。

このツアーは、マサさんの色々な話が聞けたり、
一緒だった関西の女の子が実は世界一周を目指してたりと
車内も盛り上がり楽しいツアーだった。
何より、グランドキャニオン・アンテロープキャニオンは本当に感動。

明日は昼の便でサンフランシスコに向かいます。


それでは写真のハイライトで



 アンテロープキャニオン入り口








アンテロープキャニオン



ホースシューベント


フォレスト・ガンプの道


 モニュメントバレー(左:横向きの尼さん)

  モニュメントバレー(左手と右手)



モニュメントバレーの日の出

 モニュメントバレー(独自のポーズを要求するガイド)







グランドキャニオン








ルート66



2012/03/28

バブリーべガス!!





ー 313日 ー
朝はゆっくりと過ごし、昼12時のシャトルバスに乗り空港へと向かう。
今日こそやっとラスベガスだ。
昨日とは違い何事もなくスムーズにチェックインを終え、飛行機に乗り込む。
飛行機は2時間もしないうちにラスベガス空港へと到着した。

今日はロストバゲージしませんようにと願いながらバゲージクレームへと進んでいると、
さすがラスベガス! 空港の中にすでにカジノが設置されている。
いくつも置かれているスロットマシンにムーディーな照明。
さすがにディーラー付きのカードゲームまではなかったが、
空港というよりも高級ホテルのような内装になっていて、雰囲気も今までとはちょっと違った。

バゲージクレームに着くと、今回は無事二つともゲット。
当たり前のことだがちょっと安心。
荷物も取り、無料のホテルシャトルバスに乗ると、今回の宿「スーパー8」へ。
ラスベガスの中ではかなり小さい宿ではあるが、
メインストリートであるストリップ通りにも近く、安いしカジノも付いていていい宿だ。
チェックインを済ませると、ウキウキ気分で早速メインストリートへと繰り出した。

宿を出ると、通りに着く前からハンパないデカさのホテルやモールが嫌でも目に入る。
全てが近くにあるかのように錯覚してしまう程の距離感が狂うデカさ。
いざ進み始めてみると、やはり見た目程近いわけでもなかった。
通りには約15分程かかり到着。周りを見渡すと、あまりのスケールのデカさに思わず笑ってしまった。
客室数5000を越える超大型リゾートホテルにショッピングモール、頭上に浮かぶ巨大スクリーン。
エッフェル塔、自由の女神、スフィンクスなど世界各国の建物やモニュメントまで建ち並ぶ。
カジノ、食、ショッピング、ミュージカル、ショー、全てが規格外のデカさだった。
平日にも関わらず多くの人々で賑わい、歩けばどこを見ても超巨大な建物が並ぶ。
まるでアトラクションのようなこのストリップ通りの長さは約6.8kmにも及び、
客室数で世界の25傑に入るホテルのうちの19のホテルがここに集まっているらしい。
もはや何もしないでもいるだけで楽しかった。

まず最初は、ラスベガスで一番新しく建てられたメトロポリタンホテルに入ることに。
外観はどことなくズーヒルギロッポン(六本木ヒルズ)に似ている。
中に入ると吹き抜けの天井に大量のどデカいシャンデリア、
洗練されながらも全体がキラキラと輝くド派手な装飾。まさにTHEバブル。
1階がいきなりカジノになっていて、デカいスロットマシンに
ポーカーやブラックジャックなど、カードゲームも賑わっていた。
あまりのバブリー感にテンションも上がり、はしゃぐうちら。
2階を回るだけで気づけばもう7時過ぎ。
夕食を食べにホテルの外に出ると、さっきまでの景色とは一変していた。

暗闇の中、フル活動の電飾・ネオン達でそれぞれの色に光り輝く超巨大な建物。
より一層増す存在感。昼間はまるで眠ってたかのように思える程全てが俄然活き活きとしていた。
まさに夜のためにある街ラスベガス。

更なるバブリー感にうちらのテンションも余計に上がる。
夕食を近くのショッピングモール「プラネットハリウッドプラザ」で済ませると、
モール鑑賞もほどほどにして夜の楽しみである無料ショーへと急いで向かった。
ラスベガスではシルクドソレイユなど人気ミュージカルの他に、
各ホテルの前でほぼ毎日定期的に無料のショーやアトラクションなどが行われている。
この日うちらが見たショーは、
ベラージオホテルの「巨大噴水ショー」と、トレジャーアイランドの「海賊ショー」。
どちらも無料とは思えない程手の込んだ面白いショーだった。

そして、べガスといえばなんと言ったってカジノ!
うちらが泊まっている「スーパー8」にも一応ついてはいるのだが、
どうせやるならデカいバブリーなところでやってみたい。
ということでたまたま近くにあった「ヴェネツィアンリゾートホテル」のカジノに挑戦してみる事にした。
と言ってもそこまでギャンブル好きではないうちら。
とりあえずスロットマシンに賭けるのは20ドルだけと決め、どれにしようか見て回る。
カジノに並ぶ様々な機種のスロットマシン。
決めたはいいものの、遊び方もよく分からないので、近くにいたおばちゃんに聞いてみた。
相当はまっているのか、会員カード的なものまで持っているおばちゃん。
少し教えてくれるだけでいいのに、テンションも上がりいろんな情報までどんどん教えてくれる。
おばちゃんの話によると、最初は現金を投入しゲームを始め、
止めたい所で止めるとそこまでの金額が記入されたレシートのようなチケット券が出てくる。
それ以降はそのチケット券を投入しゲームを続け、終わると機械で現金に清算するという仕組みらしい。
8年前にちぃが行った時にはゲーセンのコインゲームのように、
全てクォーターコインで遊んでいたみたいだが、今はもう全て電子化されているみたいだ。
それ以外にも定期的に通う場合のこととかまで教えてくれた、色々なことまでありがとうおばちゃん。

とりあえず近くの25セント賭けのスロットマシンに現金を投入してやってみた。
微妙なラインで勝ったり、負けたり、負けたり、負けたり。
負けたり、負けたりでみるみる減っていく賭け金。

まぁ、普通に負けました。20ドルだけだけど。
こうしてカジノには大した魅力を感じる事ないまま一日目は終了。


ー 3月14日 ー
今日は昨日行けなかった豪華ホテルを朝から散策。
相変わらず建物がデカいだけでテンションが上がる。

夕方までかけざっと一通り見終わると、
ラスベガスのもう一つの顔であるダウンタウン「フリーモント」へとバスで向かった。
近代的な超巨大ホテルが立ち並ぶストリップ地区とは正反対のダウンタウン地区。
ラスベガス発祥の地であるダウンタウンは、
老舗のカジノが並び、昔ながらの面影を残した繁華街がコンパクトにまとめられている。
うちらがここに行く一番の目的は無料ショーを見るためだ。
目覚ましい発展を遂げるストリップ地区に対抗し、7000万ドルという巨費を投じて作られた
210万個の電球を天井にちりばめた電飾アーケード「The Fremont Street Experience」。
日没くらい(アバウト)から行われるこのショーを見るために、暗くなる前に到着したかった。

フリーモントへはストリップ地区からバスで30分程で到着。
日没までまだ時間があるので、フリーモントストリートを散策する。
周りを見渡してもストリップ地区とは全く違うダウンタウン。
繁華街であるストリートは商店街のように小さかった。
ストリートの中はカジノがほとんどで、うちらが好きな店もあまり見つからなかったので、
小さなステージで行われていた歌とダンスのショーを見ながらマックで夕飯がてら休憩。
日も落ち暗くなってきたところで店を出て、いつ始まるのか分からない天井アーケードをずっと眺めていた。
正確には時間が決まっていないこのショー。夜7時頃にようやくアーケードが明るくなってきた。
しばらくして始まる長さ約420メートルに及ぶ電飾アーケードの映像ショー。
アーケード全体が昼の様に明るくなり、流れ出す映像。

鮮やかに光るカジノの宣伝がアーケードいっぱいに広がっていた、
様々な映像がアーケード全てを使って、大胆に流れるのかと思っていたのだが
うちらが見たバージョンはカジノの宣伝で思ったより動きが少ない。
次は違うのが見れるかもともうちょっと粘ってみたのだが、結局流れてきたのは同じ映像だった。
ネットで見る画像にはもっと違うバリエーションが出ていたので、それが見れずちょっと残念。
ただ、フリーモントストリートのレトロなイメージとマッチしていて雰囲気は好きだった。

ショーを見終わると、ダウンタウンも満喫したので明日に備えて早めに就寝した。


明日は朝5時集合というめちゃ早の
グランドキャニオン&アンテロープキャニオン&モニュメントバレーツアーに参加予定。
今度はアメリカの自然のスケールのデカさを存分に感じに行きたいと思います。


それでは写真のハイライトで



ホテル「スーパー8」




メトロポリタンホテル



プラネットハリウッドプラザ









昼のラスベガス








夜のラスベガス



ベネツィアンリゾートホテルとスロットマシン






フリーモントストリート




天井アーケードショー