2012/03/06

絶景!! ウユニ塩湖!!





223日、ついに19時発の夜行バスでウユニ塩湖へと向かう。
到着予定は朝の10時。移動時間は約15時間。
この旅最長のバス移動なことと、1泊2日の弾丸ツアーになってしまうため、
帰りは飛行機移動を提案してくるちぃだったが、帰りもバス移動に決定。

ホテルに荷物を預け、この旅最長になる、
ちぃにとっては最悪なウユニへのバス移動が始まった。

19時過ぎ、予定より遅れてやっとバスに乗り込むと、早速夜食が出た。
夜食は意外においしかったチキンライス。
夜食を食べながら、窓を覗くとラパスの夜景が広がっていた。
暗闇の中、街の青白い灯りと街灯の赤い灯りが煌々と光っている。
すり鉢状というその特異な形だからこそ見ることのできる凄まじい光の数。
街の上と下では気温が約10度も違うという高低差の中に、光の段差ができていた。
クスコにいる時、ラパスの夜景はホントにきれい!!と、
アサミちゃんが言っていたが、ホントにその通りだった。

ラパスのキレイな夜景を後に、しばらく進むと
「長靴をはいた猫」の映画(DREAM WORKS)がスタートした。
移動時間が長いので、うれしいサービスだ。
楽しく映画を見ながら、約2時間も進むと、徐々にバスが揺れだしてきた。
すかさず酔い止め薬に手を出すちぃ。

薬を飲み終え、映画も終わると早くも就寝体勢へと移行した。
寝始めるちぃを横目に俺も寝ることに。

すぐ眠りについたが、バスなのでさすがに何時間かしたら目が覚めた。
起きると何故か止まっているバス。(後で崖崩れの復旧待ちのせいと知ることに)
寝ていたせいか大した揺れも感じなかったので
思った程ひどくないのかもと思い、横のちぃに目をやると

ちぃは完全にグロッキー状態。

かなりやばそうだったので、大丈夫?と声をかけると
再び酔い止め薬と中屋家定番の「鼻入れポイ」を要求してきた。
しゃべるのがやっとな様子だ。
(鼻入れポイとは、スティック状の固形ミントのことで、
鼻に差し込むことで酔いを和らげる効果があるらしい。正式名称は不明)
薬を飲み、鼻入れポイを鼻に差し込みつつ、ギリギリの状態の中また眠りにつくちぃ。

鼻入れポイの効果はでかいらしく、なんとか眠れたらしい。
再び俺も眠りにつく。

夜も明け始め、窓から朝日が差し込むと、また目が覚めた。
朝8時くらいにはなっていたが一向にウユニに着く気配がない。
同じような景色を繰り返し、速度も遅いし、途中何回も止まっていた。
横を見ると、心なしか回復してきたちぃ。
「長いね~」と話しながらもさっきよりは大分元気になっていた。
安心してまた眠りについたが、到着予定の10時になっても、全然着かない。
しかし、ここまで何回も寝たり、起きたりを繰り返してるから
そう簡単には寝付けなかった。

気になって横のちぃを見ると、再びグロッキー状態。
「気持ち悪い」と言いながら、酔い止め薬三錠目に手を出し、
飲み終わるとまた鼻入れポイを鼻に出し入れしている。
ふと斜め前の外人に目をやると、これまた鼻入れポイを鼻に出し入れしている。
俺は鼻入れポイのグローバルさに驚きながら、ウユニへの到着をじっと待った。

なんとか大事には至らずギリギリセーフのちぃだったが、
結局ウユニに到着したのは昼の一時。
予定よりも大幅に遅れ、移動時間は18時間にも及んでしまった。
バスを降りると、早速ウユニ塩湖ツアーのツアー会社を探す。
しかし、ウユニの街はこれといって何もなく広い土地にポツポツと建物がある感じ。
全く場所の見当がつかないまま、それっぽい所にやっとたどり着くと
運良くお目当てだった「穂高」ツアーの人が客寄せに来たので、
なんとか1泊2日のウユニ塩湖ツアー
(夕食、朝食付きで一人US90ドル、長靴レンタル10ボリビアーノ)に参加できた。
ツアー内容は、
昼2時過ぎにウユニを出発→ウユニ塩湖内を夕方までランクルで回る
→塩湖の外にある塩のホテル(だいたいが塩でできたホテル)に宿泊
→翌日11時から夕方まで塩湖内のオススメスポットで遊ぶ
というもの。
ツアーは基本全て7人乗りのランクルで塩湖を回るので定員は7名(無理すれば8人)まで。
しかも台数に限りもあり、人数が少ないと割高になるので、
人気の高い雨期の時期になんとかうまいこと参加できてラッキーだった!
(基本的に日本人がウユニ大好きなので、雨期は日本人が大量にいます)
ツアーメンバーは、うちら二人とテニスサークルの理系大学生5人組。

申し込んだ後は軽く昼食をとり、早速ツアーへ出発!
ウユニへの期待が高まり、車内ではみんなのテンションも自然と上がる。
塩湖へは車で30~40分程度。広さは、四国の約半分くらいあるらしく、
めちゃくちゃ広い!

しばらく進むと、塩を多く含んでいるせいか土がキラキラと輝いてくる。
そしてお土産を売っている民家を越えると塩湖の淵に到着!
若干茶色い塩の世界に薄く水が張っていた。
風も少しあるせいでまだ空の反射も薄いが、十分キレイ。
軽い写真休憩のあと、塩湖内に突入し、塩湖の中にある唯一の塩のホテルへ向かう。
進むごとに塩が白く、水も透明さを増していく。

20~30分程で塩のホテルに到着し、車を降りて塩湖の中に足を入れる。

あまりのきれいさに声が出なかった。
いくら目を凝らしても空と地面の境界線が全く分からない。
宙に浮いているかのような不思議な感覚。
天国があれならばきっとこんな感じなのかも。
「ヤバい!!これはマジでやばい!!」とみんなで叫び合った。

ウユニ塩湖のキレイさは文章より、写真で見てもらった方が数万倍早いので
写真でお送りします。

塩湖ツアーが終わると、長距離夜行バスでラパスに戻り(帰りは13時間のスムーズな移動)、
翌日は朝7時20分発というめちゃ早の国際便で第5カ国目アメリカ(マイアミ)に突入!

また、このウユニツアーでは色々な日本人との出会いがあった。
・マチュピチュまで一緒に行動しプーノでも会った、アサミちゃんと再会。
・クスコ、マチュピチュ、プーノ、ラパスと実は幾度となく顔を合わせていたカップル。
初めてここで話すとなんと同い年なことが発覚し、しかもデザイナー!そしてミラノ在住。
そして鼻血がよく出る。話も弾みとても刺激的な出会いでした。
・プーノ(ウロス島)で初めて会い、ラパス、ウユニとよく会ったカップル。
なんと彼氏さんとマイアミの便が一緒で、朝は一緒のタクシーで行きました。
・スペイン語が話せる大学生の男の子。今年の春から東京勤務らしく高円寺飲みを約束。


これでエアーズロックから始まった、約一ヶ月の大自然ツアーはひとまず完結。
南米を色々警戒していた割には、治安の悪さを感じる場面はあまりなかった。
トイレに紙を流せない&有料トイレが多いのがめんどくさかったくらいかな。
ただ、今まで行ったことのある海外とは全く雰囲気が違い、
色々と考えさせられるところは多くありました。
貧富の差が激しいため、物乞いをしている老人や客引き商売をしている小さい子供。
衛生面もかなり厳しいところがあったので、なるべく生ものは避けたり。

もし自分がここに生まれていたら、どういう人生を送るのだろうか。
何も疑問に感じることなくこのままここで自然に育ち、
どこにも出ることなくずっとここで暮らして行くんだろうな。
日本はほんとに恵まれてるよね、とかそんな話をよく二人でしていました。

そして南米では色々な人との出会いがありました。
ウユニ人気のせいか日本人旅行者がとても多い南米。
面白い経歴の人がいたり、まさかのタメのデザイナーがいたり、
行動力ある大学生がいたり、色々な前向きな人と出会えてとてもいい刺激になった。

次のアメリカではどんなものが見れるのか、また楽しみです!


それでは恒例の写真ハイライト


ウユニの街






泊まった塩のホテル






塩湖の中にある唯一の塩のホテルと近くに立ってる国旗



ツアーに使ったランクル



















ウユニ塩湖の風景


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