2012/04/05

初めての病院の巻





ー 319日 ー
今日はちぃの再会企画第3弾の日だ。
お相手は高校・大学とアメリカにいる間お世話になっていた、
アメリカのお母さん「アキヨさん」。
20歳くらいからずっとこっちに住んでいて、もう40年以上経つらしい。

アキヨさんとはホステル集合で、
サンフランシスコの有名な港町「フィッシャーマンズワーフ」に向かう。
(近くにある、映画「ザ・ロック」の舞台となった孤島の刑務所「アルカトラズ島」も有名。)
朝10時頃、ホステルのロビーで久々に再会したアキヨさん。
元気でとても若く見える。日本語より英語の方が慣れているので、
横文字が入ると急に発音が良くなるのがまた面白かった。

フィッシャーマンズワーフへは路面バスを使用。
サンフランシスコでの初路面バス。天気も良かったので、ポールに掴まる立ち乗り方式にした。
20分も走れば見えてくる水平線。あっという間の路面バス。
きれいな町並みをゆっくりと風を切りながら走るのはすごく気持ちが良かった。

バスを降りると、レストランやショップが集まる「PIER 39」へ。
しばらくショップを散策した後は、
クラムチャウダーがおいしいレストランでアキヨさんに昼食を御馳走になり、観光名所を巡る。
大量のアザラシや、くねくね曲がった道で有名なランバートストリート。

この日はちぃが病院を4時半から予約していたので、アキヨさんとは4時頃に別れた。
ついに海外初の病院(日本人医師)。
というのも、密かにボリビア以来ずっとお腹の調子が優れなかったちぃ。
かれこれ一ヶ月近く経つ。
さすがに長いよね、ということでアメリカにいる間に病院で診てもらうことにしたのだ。
おそらく疲れとかからくる抵抗力の低下によるものだろうが、医師から聞いた方が安心出来る。
幸いなことに宿のすぐ近くにあった日本人医師がいる病院を訪れた。
中に入ると日本人看護師と日本人医師。
情報カードにちぃが記入している間、隣の診察室では別の患者さんが診察中だった。
ビルの一室にある小さい病院なので、小さく漏れてくる会話。
「これは早く大きな病院でちゃんと検査してもらった方がいいですね、私が紹介状を書きます」
どうやらかなり大きい肺の病を患っているらしい隣の患者。
診察室では不安を煽る会話が続く。
いやいや、うちらは大したやつじゃないし、、、大丈夫っしょ、、、
なかなか不安を募らせる会話を続けた後、
テンションをがっくし落としながら出てきた留学中らしき若い男の子。
医師が「次、溝口千津香さん」とちぃの名前を呼ぶ。
ちぃ、グッドラック! ちぃを見送り、雑誌を読みながらいい診察結果を待つ。

今までの渡航歴を説明するちぃ。
なかなか珍しいケースらしく、色々質問されているのが聞こえてくる。
しばらく医師の診断を受けた後、出てきたちぃ。
さっきの人のような会話はしてなかったし、軽い症状に違いない。
「どうだった?」と聞くと、

結果は「なんかに当たった」ということらしい。

オッケー! 大体当たってた。
まぁ、とにかくそんな大したことない症状らしく、市販の薬を飲めばいい程度。
密かにちょっと心配していたちぃも診断結果に安心だった。

早速医師に勧められた医薬品を薬局(デカいスーパー)に買いに行く。
中に入り薬を探していると、後ろから聞こえてきたすごい怒鳴り声。
驚いて振り向くと、中学生くらいの男女2人が首根っこを掴まれて
従業員かガードマンらしき大きな男性に運ばれていた。必死に抵抗する中学生。
どうやら万引きか窃盗のようだ。
叫びながら何かを思いっきり地面に叩き付けて粉々にする女の子。
その後ろには「iPhoneを盗まれた」と訴えている中国人の女の子グループがいた。
粉々にされたのは彼女のiPhoneらしい。
旅行中にiPhoneをなくす人は多いが、これはまさに最悪のケース。
そんな光景をよそに、うちらは目当ての薬をゲットし薬局を後にした。

薬を飲み終え体調を整えると、次はバスケの試合を見にオラクルアリーナへ。
アメリカでバスケ、といえば、そう、あのNBA!!
スラムダンクが大好きなうちら、是非一度は本場のバスケを生で見てみたかった。
まあ、全然詳しくないけど。なので安めで見れるNBAなら、どのチームでもよかった。
そんな中探して安めの席が取れたのが、おそらくそんな有名なチームではないと思われる
サンフランシスコがホームの「ウォリアーズ」の試合。
試合開始は夜7時半。
ネットで調べると、平日だし第2クォーターくらいから客が入り始めるらしいのだが、
一応40分前くらいに着くよう地下鉄でアリーナに向かった。
駅を下り、アリーナに向かうと結構な人の数。
会場の中に入ると、簡単には進めない程の人ごみで、
席に着いた時にはほぼ全ての席が埋まっていた。
観客の活気もすごい。こんな人気のチームだったのかと驚いた。

試合開始のブザーが鳴り、始まった選手紹介。
この時点からホームチームとアウェーチームの差がハンパじゃなかった。
アウェーチームはスルーで、ホームチームの選手紹介から俄然盛り上がるアリーナ。
試合が始まると、応援やブーイングに忙しい。それにムードが変わる度に変わる音響がすごかった。

しかしやはりあまり強くないウォリアーズ。シュートも思ったより入らない。
20点差くらい離されたまま第2クォーターを終え、ハーフタイムへ入った。
すると何やらコートに大量の椅子が並べられ、式典らしきものが始まった。
盛り上がる観客。むしろ試合よりも確実に歓声が大きい。
うちらは全く知らなかったのだが、
実は今日は「クリス・マリン」というかつての人気有名選手の永久欠番式。
彼の家族やかつての人気選手・コーチが集まり、彼の栄光を讃えていた。
しかもマイケル・ジョーダンからも届いたお祝いのビデオレター。
平日なのにこれだけ混んでいる理由がやっと分かった。

栄光の時代を築いたOB達を前に負けられないウォリアーズ。
相手チームの優しさもあってか、第3クォーターにはついに逆転。
そしてなぜか天井から降ってくるマックのポテト(プレゼント)。

結果は惜しくも負けてしまったが、NBA+まさかの永久欠番式を見れて大満足だった。

ー 3月20~22日 ー
20日は歩いてサンフランシスコMoMAへ行った。
メキシコで作った国際学生証の力を発揮し、学割で入場。
ナイス国際学生証!
これからも様々な箇所でお世話になります。
サンフランシスコMoMAはコレクションも良く、デカすぎないちょうどいいサイズ。
常設展ではウォーホル・リキテンスタイン・ロスコなどコンテンポラリーアートも多くあり、
特別展の内容も充実していてとてもいい美術館だった。

美術館・ウィンドウショッピングを満喫し、
夕飯はトマトパスタを作ってこの日は終了。

サンフランシスコ残り二日間はショップや海、観光名所巡り。
ナイスな小物ショップ「GENERAL STORE」「CURIOSITY SHOPPE」。
ゴールデンゲートブリッジ。
「HAYES STREET」のウィンドウショッピングなど、
見れるだけ見て回ってサンフランシスコを終了した。

ついに明日からはアラスカ!
オーロラを見に行って来ます!!


それでは写真のハイライトで


路面バス


フィッシャーマンズワーフ





ピア39




NBA観戦+空から降ってくるマックのポテト








サンフランシスコMoMA





GENERAL STORE





ゴールデンゲートブリッジ




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