2012/04/23

ニューヨーク 「アート・デザイン」





4月3日、昼過ぎにロサンゼルスを発ちニューヨークには夕方6時頃到着。
アメリカの中でもうちらが一番楽しみにしていた街がこのニューヨークだ。
アート・デザイン・ファッション・ジャズ・ミュージカル・食、その全てがここに揃っている。
アメリカンドリームを狙うパフォーマーやアーティストやストリートミュージシャン。
その溢れるようなエネルギーと、一流のエンターテイメントをこの身で体験したかった。

空港から宿までは地下鉄で向かう。
今日から泊まる「OYADO」の人には夜の地下鉄は危険だからとタクシーを推されたが、
全くそんなことはなかった。ロサンゼルスの方がよっぽど危ない感じがする。
マンハッタンにある宿へはエアトレインと地下鉄を乗り継ぎ1時間弱で到着。
場所はエンパイアステートビルの近くだった。
インターホンを押すと管理人の秋山さんに迎えられ、早速チェックインと宿の説明を受ける。
こっちの生活が長いのか、日本語がちょっとおかしい。
宿代はキャッシュオンリーのため、現金でちょうど支払うと
「はい、お釣りなし現金で、確かにわたくし秋山が承りました」と
ロボットのように答えるアッキー(秋山)。
この後も宿の説明をするたびにこの「確かにわたくし秋山」を5回は挟んできた。
おかげで秋山はニューヨークで忘れられない名前になった。
説明を受けながらも、うちらが気になっていたのはコンロの在処。
「家のように暮らすキッチン付きの格安アパートメントメントホテル」と謳ってる割に
何故かキッチンにコンロが見当たらない。
アッキーに尋ねると、
「コンロは火事の原因になり、煙でスプリンクラーも作動してしまうので使えません」
というまさかの回答。見ると、コンロは完全に封鎖されていた。
「電子レンジと炊飯器はあります。」と付け加えてくるアッキー。
自炊する気満々で食材を買ってきたのに、コンロなしでは意味がない。
コンロなしにはかなりショックを受けたが、気を取り直し、とりあえず昼にサンドイッチ、おにぎり、
夜はたまにご飯を炊いて、冷凍食品やデリなど自炊と外食の半々くらいで過ごすことにした。

それよりもニューヨークで刺激的だったのは数々の「アート・デザイン」!!
有名な美術館や無料のギャラリー街、カフェや本屋でも若手アーティストの作品が積極的に飾られ、
街の落書きもレベルが高い。ブランドものではなく、新進気鋭の若手アーティストの作品
(アクセサリー・Tシャツ・バッグ・小物類など)を仕入れているようなセレクトショップもたくさんあった。
そして何より発表の場が多い。ギャラリー、セレクトショップ、カフェ。
バイヤーが常に最新のアート・デザインが集まる場所を足で調査しているのだろう。
ニューヨークの街の人々は、アート・デザインにとても関心が高いように感じられた。
またお店のディスプレイ・内装が凝っていて、オシャレなショップも多く、
ポストカードや小物、化粧品や香水、キッチン用品などはどれも欲しくなるようなものばかりだった。
トイレットペーパーやキッチンタオルのパッケージでさえかわいいデザイン。
そしてそういうものを見る度に、自分がこれから何をしたいのかを考えさせられる。
イラスト、パッケージデザイン、ポスター、小物、ブランディング、
どれもやりたいものばかりだが、とりあえずこの一年間は世界の様々な「いいモノ」に触れたい。
アメリカに来るまでの道のりも未知の体験が多く刺激的だったが、
ニューヨークでの12日間もうちらにとってはとても刺激的な時間だった。


ー 美術館 ー
とりあえずニューヨーク滞在12日間で行った美術館は4つ。
・New Museum ・MOMA ・メトロポリタン美術館 ・グッゲンハイム美術館
それぞれコレクションもコンセプトも異なるがどれもいい美術館だった。
(詳細は「世界の美術館巡り」で)

ー ギャラリー ー

















ソーホー・ノリータなどオシャレ地区にもギャラリーがあったりするが、
特にレベルの高いアートが集まっていたギャラリー街がチェルシー。
ストリート3本の中に凝縮された、ギャラリーとは言えない程クオリティーの高い造り。
ギャラリー一つ一つがとにかく広く、シンプルでかっこいい。
展示されている作品もそのまま美術館で展示の出来るようなものばかり。
若手アーティスト達のエネルギー溢れる作品はとても刺激的で、一日で回りきるにはきつかった。

ー お気に入りのお店 ー







1.グリニッチにある「Greenwich Letterpress」
ソーホー・ノリータ・ブルックリンなど歩くだけで色々見つかるオシャレ雑貨屋。
その中でも特にお気に入りの紙モノのお店。
オリジナルデザインのレタープレスカードも多数。カードデザインも発注可能らしい。









2.アメリカの各地にある「ANTHROPOLOGIE」
基本的には服屋なのだが、キッチン用品・本・小物・化粧品・香水まで取り揃えてあり、
内装も店ごとに違う。商品に合わせて見せ方もディスプレイも変わるのがすごい。





3.ブルックリンにある「diljitalfixs」
ミュージックオーディオやレコードプレイヤーなど
センスのいい音楽機器やデザイン系小物がたくさんある雑貨屋。






4.DUMBOにある「POWERHOUSE ARENA」
地元のアーティストの作品を展示したり、アートイベントなどが多数行われる
ギャラリーのような本屋。エコバックやカードなどの雑貨も充実。
平置きでカテゴリーごとにテーブルが別れて配置されていて見やすい。
なくなってしまった代官山のhacknetを大きくした感じ。



5. チェルシーにある「NEW LONDON CHELSEA
薬局だが、おしゃれな石けん、ハンドソープ、キャンドル、香水などを多数取り扱う。
お気に入りのブランド「TOKYO MILK」の品揃えが豊富で大満足。
店の奥は、普通の薬局なのがまた面白い。




6. ブルックリンにある「Milly Earl」
おしゃれなカップルと人懐っこくて賢いわんちゃんの雑貨屋さん。
地元(特にブルックリン)のアーティストの商品を多数取り扱う。
かわいいエコバックを2つも購入してしまった。
来月のNYLON JAPANに特集記事が載るそうなので、要チェック。




7. ブルックリンにあるカフェ「VARIETY」
NYで飲んだコーヒーで一番美味しかった。
茶色と黒を基調にしたウッディーな店内。
中が意外と広いので、ゆっくりしたい時にオススメ。





8.アメリカの各地にある「LE LABO」
サンフランシスコで初めて出会った香水のお店。
東京にも出店していてとにかくオシャレ。
香水のパッケージに名前や好きな言葉をプリントしてもらえる。

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