2012/11/07

大事な結婚式





最高に盛り上がった高円寺阿波踊りが終了し、
再出発の9月19日も近づいてきたところであとは準備とのんびり、
と、そんなわけにはいかなかった。
高円寺が終わるとすぐその翌週に待ち構えていたのが
今年で第40回を迎える大塚阿波踊り。
観客数はなんと約20万人近くにまでなるらしい。
灯連にとっては清瀬に引き続き2度目の営業であり、もちろんここも初出場だ。

最初に6分間の輪踊りから始まり、その後は商店街を3回流す。
そして最後は全連によるその場での乱舞。

流しでは同じ所を3回流すため、構成の始める位置を3回とも微妙に変えたり、
それぞれの踊り手の位置を変えたり多少工夫を凝らしてはみたが、
やっぱりこういう時にいくつも構成を持っていると強いな、と実感した。
初めての経験が多いながらも楽しんで終えることができ、
とにかく記念すべき第40回目に参加することができたことがとても光栄だった。
少しでもお祭りの盛り上げに貢献できていたら嬉しい。

大塚が終わると次の大きなイベントは9月16日に行われる大事な幼馴染と友人の結婚式。
結婚式の日にちを高円寺阿波踊りの日にちと近くしてくれていたため、
この結婚式に出席してから世界一周後編に旅立つことが出来る。
この結婚式で頼まれていたのが友人代表スピーチと二次会の阿波踊り、
そして大塚終了後にお願いされたウェルカムボードだ。

久々にヌーボー(男飲み)したり、2次会の構成練習をガッツリしたり、
大塚の前にこっそりカラオケで録音したり、成都の餃子食べたり、
会いたかった人と飲んだり、ウェルカムボード作ったり、
あっという間に過ぎる日々。
完全に決まってはいなかった二次会の構成が完成したのは式前日の15日だった。
3時間に及ぶスタジオでの練習は突然思いついたアイディアなどもあり、
集中力の高く、密度の濃い熱い練習。
自分たちとは違う連とコラボする楽しさ、いつもとはまた違うものを追求する楽しさ。
二次会の余興とは思えない程の力のこの入れっぷりは、大変さよりも楽しさの方が上回った。
楽しい時間をありがとう、監督。
練習後はそのまま鳴り物や備品搬入。

そしてついにやってきた結婚式当日。
朝、タクシーに乗り明治神宮へと向かった。

会場に着くとまずは全員で神前式のリハーサルの見学。
ガッツリ和装を決めた緊張する二人を見るのはとても新鮮で、
あぁ、ついに結婚するのか、となんか感慨深いものがあった。
自分達の結婚式も約一年前だと思うととても懐かしい。

神楽殿で神前式を無事済ませ、披露宴会場の控え室へと移動。
友人代表スピーチをお願いされているTとスピーチ仲間として緊張を共有しいたのだが、
あまりのTの緊張っぷりには肩を叩くしかなかった。
お互い友人代表スピーチは初めてのこと。
俺も多少は緊張していたが、
「失敗するイメージしか浮かばない」と言うTの緊張はハンパなかった。

俺は新婦の友人代表スピーチで、新婦の友人代表が男というレアパターン。
どういう話をするのがいいのか最初は悩んでいた。
まぁ、でも俺が話せるのは本当に小さい頃からの話と、家族の話、
今の話、灯連の話しかない。
俺の結婚式の時に幼馴染がしてくれた素敵なスピーチを見ながら何を話すかを決めていった。

庭で記念撮影をした後は早くも披露宴。
緑の芝がホントにきれいだった。

披露宴が始まり、新郎新婦登場。
幸せそうな二人の姿にみんなもテンションが上がる。
始めに両家での鏡開き。
続いて灯連のスリーアミーゴズによる乾杯の挨拶で、三者三様の挨拶。
新婦の父の言葉は様々な気持ちが伝わってきて、とても良かった。
さすがスリーアミーゴズ。

美味しい料理と共に式も順調に進み、
サプライズで互いの母親エスコートによる新郎新婦の中座。

お色直しを終え新婦の父親と共に戻ってくると、
お決まりのファーストバイト。

その後に待ち構えていたのが友人代表スピーチだ。
先に新郎の友人代表がスピーチを終え、続いて俺の出番。
原稿を見ながらは話したくなかったため大体の流れは記憶して挑むも、
一瞬何話すか飛んだ時は軽く焦った。
それ以外は普通に話すことが出来たのだが、灯連結成の時には思わず感極まってしまった。
まぁ、泣くのは我慢出来たけど。

お互いのスピーチ終了後はTと軽くハグ。
これで緊張も終わり、あとはゆっくり式を楽しんだ。

印象に残ったのが、涙で言葉を詰まらせながらの最後の新郎の挨拶。
「僕は今、幸せです」。
この言葉が2回繰り返された時は、ホントにいい式だなと温かい気持ちになった。
友人のNに至っては「なんやあれ、映画やん。泣かすきか」と感動していた。

素敵な披露宴が終わるやいなやうちらは急いでタクシーで二次会会場へ。
披露宴と二次会の空き時間があまりないため、準備の時間が限られていた。
何を隠そううちらの本番はここから。
会場に着くなりまずは会場の飾り付けをスタート。
飾り付けが終わると、参加者のポラ写真を撮ってカードにコメントを記入してもらった。
人の数も多くてんやわんやな感じの会場準備。
人数も集まり時間になったところで、ついに新郎新婦が登場した。

披露宴とはまた雰囲気も違い笑顔MAXの二人。
挨拶も終わり乾杯になると二次会はもう完全にはっちゃけモード。
余興も新郎のバンドが2組+うちらの阿波踊りと盛り沢山だ。

トップバッターを切ったのはコーチガリー。
新郎もノリノリで参加する生バンドは大盛り上がり。
俺の好きな「ONE」も披露された。
とノってるところで次はもう、うちらの番。

急いで控え室に行って着替えを済ませ、高揚し始めるメンバー。
多少作戦は変わってしまったが新婦を先頭にして一緒に入場する形となった。

笛のソロから始まり、ついに入場。
風船を持ってミニスカ女踊りで登場する新婦と阿波チームの登場で会場もさらにノリノリに。
さすが阿波踊りカップルだけあって観客は玄人が多かったが、
二次会用にガチで作り込んだ構成は多いにウケた。
最後は会場のみんなで踊り、鳴り物もテンションMAX。
すごい歓声の中、会場を後にすると、みんなでハイタッチし、
二次会阿波踊りコラボチームは達成感でいっぱいだった。

その後もバンドやゲームと終始テンションの高いまま楽しい二次会も終わった。

終了後は近くのバーで3次会。
4次会は朝までカラオケだった。


これで大事な結婚式も終了。
同時にうちらが一時帰国でやりたかったことは全て終了した。
みんなの笑顔に囲まれた本当に良い結婚式。
ホントにおめでと!!!

そして今回二次会のためにコラボチームでガチで取り組んだ構成。
それぞれ新しい動きや音が入った構成は、とても刺激的で
その難易度の高さゆえに終えた時の達成感はハンパなかった。
自分たちの阿波踊りの可能性もさらに広げたこの構成。
作ってくれた監督に感謝。
同時に限られた時間の中、最高のメンバーでここまで突き詰めることができたのが楽しかった。
特に今回大変過ぎたのが様々なメロディーが求められた笛。
ホントにお疲れ様でした!
今後もこういう機会を作っていきたいな、と思う素晴らしい経験だった。


それでは写真のハイライトで。















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