ー 9月25~26日 ー
9月25日、
ついに今日でミラノも最終日。
チェックアウトを済ませると宿に荷物を預かってもらい、
世界で最も有名な壁画がある教会へと向かった。
レオナルド・ダ・ヴィンチ作「最後の晩餐」。
ミラノに来たからには一度は見てみたかった。
しかし、問題なのは当日行っただけでは見れないということ。
完全予約制のこの教会はネット予約だと1ヶ月以上前から売り切れることもあるらしい。
それほど人気だとは知らなかったうちら。
気付いた時にはネット予約はすでに遅くsold out。
電話予約なら可能性があるというネット情報を信じてミラノに着いた翌日電話してみたら、
奇跡的にこの最終日の見学予約をすることが出来た。
どうやらネット予約と電話予約で枠が違いそうだ。
そんなわけで地下鉄を乗り継ぎサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へ。
教会の入り口で受付を済ませると見学時間まで待機。
(日本語オーディオガイドがなくなっていたのが残念。)
時間になると、思ったより厳重な設備の中、教会内部へと入る。
ついにあの「最後の晩餐」とご対面だ。
静かな教会内、壁一面に描かれている「最後の晩餐」。
教科書や本、テレビで何度も見てきた絵だ。
名画「最後の晩餐」。
この壁画を前にもっと感動が沸き起こってくるかと思っていたが、
実際はそれほどでもなかった。
よく見る絵画がそのまま目の前にある、という感じ。
このシーンの内容はある程度知っているにしても、
もっと深くキリスト教を理解していたらまた感動も違って見えたのかもしれない。
今回一番印象に残ったのはペテロのナイフを持つ手の形が少し変だったこと。
長い歳月を経て修復され、元々あった絵からどれくらい変わっているのだろうか。
あのダ・ヴィンチならこんな手の形は描かないだろうな、と思ってしまった。
それか何か意図があるのか。
やばい、ダヴィンチ・コード見ないと、、、
見学時間も終わり教会を後にすると、しばらく辺りをプラプラ。
宿で荷物を受け取ってから中央駅へと向かい、
ネットでは買えなかったニース行きのチケットを窓口で買うと、
最後のVenchiを噛み締めた。
これでうまいジェラートともしばらくお別れ。
列車に乗り込み次に目指す場所は、「ラ・スペツィア」。
断崖絶壁にカラフルな家が立ち並ぶことで有名な世界遺産「チンクエ・テッレ」への
玄関口としても有名な港町だ。
ラ・スペツィアへはミラノから3時間程で到着。
列車を降り、宿へと向かうと予想以上の都会っぷりに驚いた。
メインストリートにはショップが建ち並び、レストランも多く、
多くの観光客で賑わっていた。
チンクエ・テッレの宿はあまりの人気で取れなかったため仕方なくこっちに宿を取ったが、
こっちに取って正解だったのかもしれない。
しばらく歩き宿に到着すると、めちゃめちゃ人のいい宿のスタッフがお出迎え。
英語が話せないおじさんが、たまたま遊びにきていた英語が話せる友人のおじさんに
通訳をお願いして色々説明してくれる。
しかも列車の時刻表があるか聞くと、なかったため慣れないプリント作業を頑張ってしてくれた。
小さいから見づらいかも、となんとか大きくプリントしてくれようと必死だったが、
これで大丈夫です、と笑顔でそのプリントを受け取る。
そこまでしてくれようとしてくれた行為が嬉しかった。
ホントに優しい人達。
今日はちょっとプラプラしてから小さなレストランでペンネを食べて終了。
9月26日、
宿からバスに乗り駅へと向かい、早速チンクエ・テッレへと出発。
「チンクエ・テッレ」とは狭い海岸線に沿った地域に点在する5つの小さな漁村の総称で、
その中でも代表的な村である「ヴェルナッツァ」にまず向かうことにした。
電車に乗り込むと続々と増え始める乗客達。
パンパンの状態で列車は出発した。
さすが人気の観光地だけあって観光客の数もハンパじゃないらしい。
ヴェルナッツァの駅に到着すると、そのままメインストリートを抜け海岸へ。
ネットを見ると一番ショップの数が多いと書いてあったが、
あっという間に海岸にたどり着いてしまう程短かいメインストリートだった。
海岸にたどり着くと、近くにある小さな教会を見学し、
テイクアウトしたピザで昼食を取ってからビューポイント探し。
店の間の小道に入り、細い階段を登って行く。
年季の入ったカラフルな家やちょっとしたポストやタイルがかわいい。
しばらく登ってたどり着いたビューポイント。
下を歩いている時よりも遥かに良さが伝わってきた。
断崖絶壁の海岸線沿いに建つカラフルな街並。
すぐ下にはエメラルドグリーンの海。
青空が広がっていればもっとキレイに見えたに違いない。
こんな場所によくこれだけの町を造ったな、と不思議な光景にテンションが上がった。
次ぎに向かったのがチンクエ・テッレで最も西に位置する最大の村「モンテロッソ」
砂浜のビーチが有名なだけあって、真夏に泳ぎに来るなら最高の場所に感じた。
ただ今はオフシーズンのため、泳ぐ人の姿はあまり見えない。
ビーチも程々にしてトンネルを抜け新市街に入ると、
ヴェルナッツァよりもむしろお店が多かった。
良い感じのカフェやショップ、教会も白黒のボーダーが面白い。
天気もあまり良くなかったので夕方前に観光は切り上げ、あとはラ・スペツィアを散策。
メインストリート以外にもかなり広い範囲で広がっているショップ。
思っていた以上にラ・スペツィアは都会で、見所も多そうだ。
おやつに食べた厚めのクレープが異様にうまかった。
それでは写真のハイライトで。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会
ミラノ中央駅とラストVenchi
ラ・スペツィア
ヴェルナッツァ
モンテロッソ
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