ー 9月29~30日 ー
9月29日、
ニースと言えばフランスのビーチリゾート地。
まずはメインストリートを抜けると、泳ぎはしないがビーチへと向かった。
ショップやモール、レストランが立ち並び、沢山の観光客で賑わうメインストリート。
広場の周りにも多くのショップが並び、THE観光地の雰囲気が漂っている。
昼食は安い店も見つからなかったので、
天気もいいしSUBWAYでサンドイッチを買って、ビーチ際のベンチで食べることに。
通りを抜けると、そこにはもうエメラルドグリーンの海が広がっていた。
青空も広がり、南国な雰囲気が漂っていて気持ちがいい。
ビーチは残念ながら小石ビーチで、気温もそこまで高くはないのだが、
それでも何人かの外人達はしっかりと泳いでいた。
ビーチ際のベンチでサンドイッチを食べてまったりした後は、
天気がいいうちにそのまま海岸沿いを歩いて
かつての城跡であるル・シャトーの展望台へと向かった。
海風を浴びながら歩く気持ちいい海岸線。
スケーターで遊ぶ子供やビーチ際で寝そべる人、読書をしている人がいたり、
人口の砂浜ゾーンには、試行錯誤しながら砂で女性の裸体を作る青年2人組がいたりした。
雲行きが怪しくなるのと同時に駆け足で展望台へと登る。
ネットでも人気のビューポイントだけあって景色が良かった。
すぐ下には弧を描いたような美しい形のビーチ。
青空はほとんどなくなり、あまり光が届いていないはずなのに、
それでも海はきれいな色をしているのが分かった。
いよいよ雨が降りそうになってきたところで旧市街を駆け足で抜けて現代美術館へと急ぐ。
たどり着いた頃には雨が降り出してしまったがなんとかセーフだった。
しかもなんと入場料無料のこの美術館。
(美術館の詳細は世界の美術館巡りで)
コレクションも良く無料の上に、最後はスタッフの人に本まで頂いてしまった。
無料とは思えない程クオリティの高い美術館を出ると、
幸いなことに雨は止んでいたので再び旧市街を散策。
その前にどうしても気になってしまった謎の巨大建築だけ写真に収めておいた。
人の胸像の唇の上辺りからが正方形に覆われている謎の建物。
最初はただのデカい彫刻かと思っていたら、
どうやら正方形部分は何かの会場になっているようだった。
いよいよ怪しい。
あまりの怪しさからどうしても気になり、中に入れる場所はないものかと探してみたのだが、
四辺全てが柵に囲われていたため正面から眺めるのが精一杯だった。
どうみてもめちゃめちゃ怪しい物体。
これが何だったのかがどうも気になる。
真相をつかめないまま、あっさりと諦めて旧市街へ。
午前中に通っていた新市街とは全く違う趣の旧市街。
街並もいい感じに古く、レストランやショップ等個性的な店も多い。
どこを歩いてもお店が続き、ちぃに至ってはこの後に待ち受けている
パリ、ロンドン用の防寒アウターを早くもゲットしていた。
一通り満足したところでデパートの総菜を買って宿へと帰った。
9月30日、
今日は美術館巡り。
ニースにある美術館で有名なシャガール美術館とマティス美術館を回る事にした。
まず始めに向かったのが、宿から歩いて数分の距離にあったシャガール美術館。
シャガールの宗教画を集めたこの美術館は、
オーディオガイドを聴きながら回るのだが、個人的にそこまで見入る絵はなかった。
一番きれいだったのが青いステンドグラスとカンディンスキーの絵画。
旅に出てからよく見かけるカンディンスキーの絵は
今まで抱いていたイメージよりも断然良いものが多い。
知っている画家の知らなかった一面。
世界の美術館を巡ることでそういう機会に出会えることが嬉しい。
美術館を見終わると腹も空いたので美術館のカフェでサンドイッチでも買おうとしたのだが、
メニューを見るとどうも微妙なカフェ。
あまりにも古いメニュー表とうちらの気の乗らなさから、
昼は外の適当なお店か次のマティス美術館まで我慢することにした。
それに地図を見るとマティス美術館の方が敷地も広く、
扱いも大きいのでこっちの方が期待ができる。
しかしこの判断が裏目に出るとはこの時は思いもしなかった。
シャガール美術館からマティス美術館まではバスで行けるのだが、
あまりにもバスが来ないのでとりあえず歩いて向かうことにした。
歩きがてら昼のお店でも見つかればちょうどいい。
そう思って歩き始めると、なぜか一軒も見つからないお店。
周りは完全に高級住宅街となっており、道には人が歩いている様子すらなかった。
歩けど歩けど見つからないお店。
相当な腹ペコ状態だったが、とりあえずマティス美術館に希望を託すことにした。
人通りのない中やっとたどり着いたマティス美術館。
周りは緑に囲まれ、なかなか美術館が見えてこない程敷地が広い。
しかも廃れたミニメリーゴーランドまである始末。
これは確実に何か店があるでしょ。
期待して美術館の入口に着くと、異様に外観がしょっぱかった。
期待から一気に不安な気持ちにさせる外観。
中に入ると無料なのは嬉しいものの、嫌な予感がよぎる造り。
これは、、、ひょっとしたら、、、
カフェないかも、、、
ってかきっと食べ物すらないわ、、、これ
マティスの作品よりもまずは先に食べ物を探すうちら。
そして食べ物がないことが分かるのも早かった。
終わった。
もうこの完全なる空腹の状態でこの美術館を回るしかない。
そうなると、美術館のクオリティの低さから全て回るのに時間はかからなかった。
うん、もういいや。
おそらく10分程で全てをスルーしてきたマティス美術館。
あんなミニメリーゴーランドを作るくらいなら屋台を一つ作って欲しかった。
帰りは運良くジャストでやってきたバスにダッシュで乗り込み、
食べ物を求めて新市街のメインストリートへと向かった。
しかし安い店がなかなか見つからず、結局向かったのは駅前のチャイナ。
薄暗い謎の雰囲気の中チャーハンにがっついた。
遅い昼食後は特にやることもないので、宿で旅の準備。
夜はちぃがネットで見つけたリーズナブルなフランス料理店へ。
せっかくだからということでニース最後の夜はフルコースを頂くことにした。
駅からさほど遠くない距離にあるこのお店は、うちらが入るとすぐに後は満席。
どうやら日曜のせいか予約客でいっぱいらしい。
料理を注文し、シャンパンで乾杯。
リーズナブルなのに料理もおいしく、デザートのクリームブリュレは絶品だった。
今まで食べた中で一番のクリームブリュレ。
まぁ、滅多に食べないけど。
フレンチに満足しニース最後の夜は終了。
それでは写真のハイライトで。
ニースの街並
ビーチと周辺
展望台からの眺め
旧市街
謎の巨大建築
フランス料理
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