ー 9月22~24日 ー
9月22日、
今日もお気に入りのPrinciでランチを済ませ、
公園でまったりした後向かった場所は市立近代美術館。
イタリア現代美術を展示している常設美術館がやっていなかったためこっちに来たのだが、
入場無料だし、謎の昼休みがあったりで、なんとも不思議な美術館だった。
人も少なくあまりにも静かな美術館。
1時間もしないうちに見終わってしまった。
あまりにも早く終わったので、その後はしばらくマックでゆっくり。
カフェラテも安いし、Wi-Fiもあるし、何かとお世話になってしまうマックカフェ。
ミラノは観光名所が多いわけではないので、ゆっくりと過ごし、
夜は宿の近くのお店でラザニアを食べて終了。
9月23日、
今日は再びオシャレストリート「Garibaldi」へ。
一昨日も来ているのだが、肝心なお店をスルーしてしまっていた。
そのお店の名前は「10 Corso Como」。
ファッション界のカリスマと言われているカルラ・ソッツァーニの店らしい。
地図を見ながら通りを歩く。
簡単な一本道なのになぜ見逃したのかと思ったら、
見逃すのもしょうがない程分かりづらい入り口になっていた。
門をくぐるまで何のお店なのか全く分からない造り。
こりゃ知らないと分からないわ。
緑に覆われた入り口を越えると、一階にはレストランも併設されたオシャレな二階建ての建物。
少し入りづらいギラギラの内装の一階には有名ブランドから
エッジの効いたアイテムが揃うファッションフロア。
さすが良いやつだけあって値段も高い。
もちろん買う訳でもないのでただ見ていると、日本人女性の店員さんに話しかけられた。
色々と説明してくれる店員さん。
どうやらファッションウィークの影響でこの時期多くの各界の著名人や
ブランドのバイヤーなどが訪れるらしく、
昨日に至ってはなんとあの「ケイト・モス」が来ていたらしい。
ニアミス!!
ちょっと業界かぶれな店員さんの話を横に流しつつ、
とりあえずうちらの見たかった二階のミニギャラリー&アート本フロアへ。
とにかく本の品揃えが良い。
見たことない本も沢山あり、いようと思えば何時間でもいられるようなショップだった。
オシャレ過ぎて入りづらい感もあるが、ナイスショップ。
日本にもこういうのがあるといいんだけどな。
もしかしたらあるのかもしれないが、こういった多ジャンルに良いものを扱っている
お店を探すのは日本だと少し難しい。
ランチは今日もお気に入りのPrinciで済ませ、
お次はだまし絵教会と言われる「サン・サーティロ教会」へ。
だまし絵教会と言われる所以は中央の祭壇。
奥行きのある豪華なアーチが続いているように見えるが、
実はこの祭壇、奥行きはなんとわずか97cm。
建築家のブラマンテが装飾漆喰とアーチを工夫してデザインしたため、
正面から見ると実際より数メートルも奥行きがあるように見える。
教会自体は小さいながらも工夫がこなされた面白い教会だった。
夜はLINEで初海外電話。
お相手はフランスにいる幼馴染。
フランス出張の多い幼馴染と来月パリで合流する約束をしている。
内容はその日程確認。
フランス人の都合によって直前にならないとスケジュールが確定しないため、
いつも後ろに延びることを考慮に入れてパリ入りの日時を調整した。
さすがにパリ合流はテンションが上がる。
うまいこと会えますように、、、
9月24日、
まったり過ごしたミラノも今日で最終日。
今日は最近注目されているらしいスポット、ナヴィリオ地区へ。
運河沿いにオシャレ店が並んでいるらしいが、
駅から歩いて行くとちょいちょい良い感じのお店を発見。
ただ残念なのが開店が15時過ぎということだった。
アナリッサがイタリアは月曜の午前中は死んでいると言っていたが、
昼過ぎまで死んでいた。
死んだ街を通り過ぎお目当ての運河沿いに到着。
運河沿いを歩いても人通りは少なく、お店もさほど多くはない。
月曜のせいか活気も限りなくなかったが、
それでもこじんまりとした美味しそうなレストランがちょこちょこあり、
運河沿いなだけで雰囲気は良かった。
ランチは珍しくレストランに入り、パスタを注文。
何を隠そう今日は俺の28歳の誕生日&結婚1周年。
そのためランチからちょっと贅沢してみた。
味も雰囲気も良いレストラン。
月曜は死んでいるはずなのに、気づけば店内は満員だった。
満足して店を出ると、怪しかった天気もついに雨。
一気に冷え込む気温とお店の少なさから、早くも帰宅モードのうちら。
時計を見るとまだ2時過ぎだったので、
とりあえずいつものマックカフェで雨宿りがてら休憩し、店が開きだしたくらいで外に出た。
3時を過ぎると雨も止み、気温も多少回復。
そのままドゥオモの方までプラプラ歩いて向かって行くと、
良い感じのお店がたくさん見つかった。
有名ブランドではなく、個人でやっているようなお店が多い。
有名ブランドにあまり興味がないうちらにとってはミラノではここが一番好きなお店が揃っていた。
ディナーまでプラプラ散策し時間つぶし。
記念日+ミラノ最後の夜は行く店を決めていた。
「Trattoria Milanese」。
ミラノに来たからにはどうしても食べておきたかった「ミラノ風カツレツ」。
ミラノ風リゾットもあり、トラディショナルなミラノ料理が食べられるということで、
ネットでも評判の良かったこのレストランにしてみた。
分かりづらい道を抜けたどり着いた「Trattoria Milanese」。
開店して間もなくだったので、ほぼ一番乗りでの到着だった。
席に案内されるとワインと前菜、ミラノ風カツレツとミラノ風リゾットを注文した。
記念日だけあって久々の贅沢ディナー。
ワインを飲みながら前菜を頂いていると、隣に相席の夫婦が現れた。
どうやら予約でいっぱいらしく、久々の相席。
ちょいちょい会話をしていると、なんと旦那さんがカナダの日清で働いているというから驚いた。
まさか日本企業で働いている人とこんなところで出会うとは。
前菜も終わり、顔よりも大きなカツレツと黄色いリゾットが登場。
めちゃくちゃおいしい訳ではないが、ティピカルな味に満足しながら
隣のご夫婦とも話が盛り上がってきた。
なんと40ヵ国以上も行ったことのある旅好きカナダ人夫婦。
年一回の1ヶ月の休暇を一つの国をじっくり廻る期間に使うらしい。
そんな二人に世界一周の話をしてしまったもんだから、
旦那さんはテンションが上がりっぱなしだった。
次はどこ行くんだ、それでその次はどこなんだ、と興味津々。
うちらも行ったことのない国の話を聞いたり、
俺の拙い英語力を最大限生かしながらも、なんとか会話をすることが出来た。
定年したら長期旅に出るという60歳くらいのご夫婦は、
実年齢にはとても見えない程若々しかった。
スペイン大好きな二人のオススメはアルハンブラ宮殿、
料理が一番美味しかった国はトルコらしい。
イタリアもスペインも行っているのに、トルコ料理を一番に挙げてきたのには驚いた。
一体どれだけうまいのか、これから行くトルコへの期待も一層高まる。
最後は4人で記念撮影をし、ディナーを終えた。
料理も美味しかったがそれ以上に人との出会いに感謝。
旅先でこういった出会いにあえることは本当にうれしい。
素敵な誕生日&記念日を過ごすことが出来た。
明日はミラノから次の街ラ・スペツィアへ列車で移動だ。
それでは写真のハイライトで。
10 Corso Como
食材店「PECK」
サン・サーティロ教会
ナヴィリオ地区
プラプラ散策&ドゥオモ見納め
誕生日&結婚一周年ディナー
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