ー 6月14~15日 ー
6月14日、
今日は昼3時出発の列車でベルリンへの移動日。
乗車時間は約6時間、到着予定は夜の9時だ。
出発までは多少時間があるので
荷物を中央駅のロッカーに預けてその辺を散策することにした。
散策と言ってもさほど廻るところもないケルン。
とりあえず眺めがいいとされている橋の向こう側まで行ってみることにした。
駅を出て橋を渡り始めると何やら色々なものが付いている金網。
よく見てみるとその正体は南京錠だった。
進む毎に増えていく南京錠。
全てにカップルの名前が刻まれていることから、
ここに鍵をかけると永遠に結ばれるというようなジンクスがあるらしい。
様々な南京錠を見ながらたどり着いたビューポイント。
橋の向こうから見る景色はケルン大聖堂が小さ過ぎて微妙だったが、
それよりもハンパない数の南京錠の方が印象的だった。
早々に切り上げた後は残り時間をカフェで待機して乗車。
乗車時間が6時間もあるため、
この時間を使ってブログの執筆でもしようかとしていると事件は起こった。
何やら慌てながらドイツ語で色々説明し始めて来た駅員。
何を言っているのか分からないが、席を移動するよう促している様子だ。
次第にため息を漏らしながらも移動し始める周りの乗客。
説明した後はそのまま駅員は去っていってしまった。
えっ、何?
ドイツ語とかマジで分かんないですけど、、、
状況が把握出来ずにそのままとりあえず座っていると
英語でうちらに説明してくれた隣のおばちゃん。
どうやら原因は乗って少ししてから気になっていた、照明のことだった。
昼とはいえ最初から消えていた列車内の照明。
そのためトンネルに入る度に完全に暗くなっていたのだが、これが問題だった。
実は昼だからでも節電しているからでもなく、これはただの故障。
しかもそれがちょうどうちらが座っているこの指定席の車両のみ。
そのため安全を保証できないからこの車両を出ないといけないらしい。
これでは指定席の意味が全くない。
マジか、、、
普通照明のこととか最初から分かりそうなもんだけど。
しかも乗客の誘導もろくにせずにただ移動しろとだけしか言わない駅員。
もう少し何かすることがあるのではないだろうか。
移動しようにも隣の車両を見ると移動した人によりパンパン状態の車両。
そこに多い荷物を持って移動するのはちょっと厳しそうだ。
ということでめんどくさいから、直にちゃんと言いにくるまで席を移動しないことにした。
後ろを振り返るとうちら同様動こうとしない若者達。
とりあえず若者チームはこの車両で待機だ。
しばらくしたら再びやってきた駅員。
今度は英語で安全の保証が取れないから車両を移動するよう告げてきた。
さすがに仕方なく移動するうちら。
何とか座席も見つけて荷物も置けたが、
新しい駅に到着する度に乗客も荷物も廊下にまで溢れていった。
そしてついに封鎖される照明故障車両。
次から次へと増える乗客はこの事態の意味が分からず、
そのままぎゅうぎゅう状態の廊下に詰め込まれていった。
その間何もしない駅員。
せめて少しでも空いている車両を探して誘導するとか、
荷物だけでも整理して封鎖した車両に置ける様にするとかして欲しかった。
対応が悪すぎるドイツの鉄道。
何か対応策を考えるとかしないのだろうか。
照明がつかないだけなら、個別の非常用のライトで対応するとか、
新しい駅に着く度に何か少しでも良い対応策が立てられないのだろうか。
次第にイライラしながらも、相変わらず寝てたら到着したベルリン中央駅。
気づくと最後まで廊下は満員状態だった。
列車を降り、駅の中を歩き始めるとそのデカさと綺麗さに驚いた。
ミュンヘン、ケルンとは明らかに桁が違う都会っぷり。
駅員の対応は最悪だったが、駅内にあるお店の店員さんは愛想が良かった。
(ミュンヘン、ケルンでは愛想が悪い店員さんばかりだった)
しかも最初から英語で対応してくれることからも都会っぷりが窺える。
中央駅からは電車と地下鉄を乗り継ぎたどり着いた今回のホステル。
10時を過ぎていたため最寄駅からの道のりは暗く分かりづらかったが、
スムーズに到着することができた。
インフォメーションが分かりやすく、
駅の作りもどことなく日本に似ていたからかもしれない。
チェックインを済ませると、疲れたので今日はそのまま就寝。
6月15日、
今日まず地下鉄と電車を乗り継ぎ向かった場所はベルリングッゲンハイム美術館。
(美術館の詳細は世界の美術館巡りで)
最寄駅を降りるとここもかなりの都会っぷり。
歴史的建築物以外はヨーロッパという雰囲気は薄く、
どことなくニューヨークに近い感じがした。
徒歩10分程で到着した美術館。
中に入るとなぜか分からないが、なんと入場料は無料だった。
そして見始めるとすぐに終わってしまった展示。
あれっ、これだけ、、、?
確か作品が展示されていたのは小さい部屋がたった3部屋。
思わずどこか見落としてるんじゃないかと戻ってみたが、
確かに見当たらない展示室。
併設されているショップは良かったのだが、
鑑賞時間は約10分。これは過去最高の短さだった。
驚く程あっけなく終わってしまった美術館の後は、
プラプラ周辺を散策しながら観光名所巡り。
フランスドーム、ドイツドーム、コンツェルトハウスと行って、
ベルリン大聖堂へ。
ベルリン大聖堂は中にこそ入らなかったが、外観もかっこ良く、
目の前に広がる緑の広場も心地よかった。
近くのアジア料理屋で昼食を摂り、次は楽しみにしていたミッテ地区へ。
ここはかつて旧東ベルリンだったところで、昔からの建物が残り、安いアパートが多いため
若いアーティストたちが集まってトレンド発信地区のようになっているらしい。
(中庭のある古い建物を利用した個性的なギャラリーやブティック、センスのいいカフェやバー、
クラブが次々と現われ、感度の高い若者がやって来る場所。)
ニューヨーク以来そういった場所になかなか出会えなかったので、
ここでのお店巡りにはかなり期待していた。
(大好きなオールセインツの路面店もあり、しかもセール中)
いざ巡り始めるとなかなか多いオシャレ店。
ニューヨークのソーホー、ノリータを思わせるようないい感じのカフェも結構あり、
ファッション系のお店も充実していた。
ショップはブランド店から個人経営のような路面店までとにかく数が多い。
あらかじめチェックしていたお店以外にもいいお店に沢山出会うことができた。
(オールセインツも最高でした)
ミッテ地区を堪能した後は若手アーティストの発表の場として有名なタヘレスへ。
ここもミッテ地区内にあり、十分徒歩で行ける距離。
たどり着くとカラフルな入り口と巨大なモノクロの壁画が印象的だった。
しかし、いざ中へ入ろうとすると強烈過ぎるアンダーグラウンド感。
予想とちょっと違う雰囲気と歩き疲れもあり、結局外観だけ拝んでタヘレスを後にした。
タヘレスの後は近くのベンチで休憩し、お目当てのお店へ。
お店の名前は「COCOLO Ramen」。
そう、あのラーメン。
日本のラーメンが食べたくて仕方ないうちらが、
もしかしたらベルリンならあるかもしれない、と発見したうまいと評判のラーメン屋だ。
ニューヨークの一風堂以来となる日本のラーメン。
もうこれを発見してからは、ベルリンに行くのが待ち遠しくて仕方がなかった。
期待を胸にたどり着くもまだ開店時間には早い「COCOLO Ramen」。
開店まで近くの公園のベンチでシャッターが開くのを見ながら待つことにした。
待つこと約10分。
シャッターが開くのを見届けるとすぐに店内へと入った。
すかさず「いらっしゃいませ」のお出迎え。
暖簾にカウンター席、壁にはメニューのラーメンの写真が貼られていた。
やばい、普通にラーメン屋だ。
もうこれだけで上がるテンション。
しかもよく見ると店員さんは全員日本人。
これは期待が出来る。
久々に日本語で注文したのは、餃子と味噌ラーメンと豚骨ラーメン。
ワクワクしながらまずは餃子が出てくるのを待った。
カウンター越しに届く久しぶりの餃子。
普通の餃子だけど、それが普通にうまかった。
続いて出てきたラーメンも普通に日本のラーメン。
もうそれだけで十分うまかった。
ニューヨークの一風堂と比べちゃうとやっぱり一風堂の方がうまかったけど、
それでも十分うまい。
久々に食べた日本のラーメンに満足して今日は終了。
それでは写真のハイライトで。
南京錠
橋からの眺め
ベルリン中央駅
フランスドーム、ドイツドーム、コンツェルトハウス
ベルリン大聖堂
ミッテ地区
タヘレス
COCOLO Ramen
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