ー 6月26日 ー
朝食はオーシャンビューのホテルのレストランからスタート。
毎日焼いているフォンダンショコラとクロワッサンを皿に取っていると、
ニコラが笑顔でカプチーノ?と聞いてきた。
笑顔でYesと答えて海際の席に座り朝食タイム。
こんな優雅な朝食はイースター島以来だ。
景色を見ながら朝食を食べているだけで気持ちが良い。
それにニコラが淹れてくれるカプチーノがとても美味しかった。
今日のメインイベントはとりあえず朝一で向かう予定のGROTTA AZZURRA。
どうやら午前中の日の光が最もキレイに見えるらしい。
朝食を終えると奥さんに
GROTTA AZZURRAに今日入れるかどうか聞いてみた。
というのもネットで調べると、
青の洞窟は入り口が狭いために波がある日はどうやらクローズしてしまうらしい。
大体入れる確率は三分の一くらい。
まぁ、三分の一もあれば多分大丈夫かなと思いつつも、心配なので尋ねてみると、
「えっ、入れるよ」と何も考えることなく答えてくれた。
あれ、そんな簡単なんだ。
まるで入れるのが当たり前のような言い方。
心配していたうちらがバカに思えるくらいだった。
もしかしたらこの時期は比較的入りやすいのかな。
奥さんの言うことを信じてとりあえず青の洞窟へと向かううちら。
青の洞窟へは港から直接船で行き、そこから小舟に乗り換えて行く行き方もあるが、
今回うちらが行った行き方は違う行き方。
港に戻るのもめんどくさいし、何より船の上で待機するのが嫌だったので、
カプリ→バスでアナカプリ→バスで青の洞窟入り口
という行き方にした。
こっちの方が青の洞窟のすぐ上まで行けるので船の上で待機しなくて済む。
船酔いが心配されるうちらにはもってこいの行き方だった。
バスを乗り継ぎたどり着いた青の洞窟。
階段を下りると待機場所はまさに青の洞窟の真横だった。
海の上には洞窟入りの順番待ちをしている大量の小舟。
見ると結構揺れている。こっちから来て良かった。
洞窟の入り口に目をやると確かに狭い入り口。
洞窟内に入る時は寝る様に身を倒して入っていた。
これは波がある日にクローズするのもうなずける。
階段で順番待ちすること約10分。
思ったよりも早く順番が回ってきた。
漕ぎ手の威勢のいい兄ちゃんがどこから来たの?とか聞きながら場所を指定して乗せてくれる。
この小舟に乗ったのはうちらと外人の女の子二人の計4人。
うちらが日本人と分かると早くも「チップは一人20€よろしくね」とふっかけてきた。
さすが日本人に人気の観光名所。
結構みんないっぱいチップ払ってんだろうな。
青の洞窟への入場料は海の上で済ませるシステムになっていて、
入場料は一人15€?。(記憶が曖昧)
会計用の船に行き漕ぎ手の兄ちゃんに50€渡すとお釣りの20€を
「Thank you、Thank you」とそのまま自分のポケットにしまおうとしていた。
「No,No,No」とお釣りは返してもらい、そのまま青の洞窟の中へ。
寝るように態勢を低くし中に入っても、チェーンが顔に当たりそうな程近かった。
やっぱり高さギリギリの入り口。
中に入った所で態勢を起こし入り口に目をやると青い光が目に入った。
ただでさえ青い海がコバルトブルーに輝いている。
印刷では絶対出せないような青の世界。
高過ぎる彩度はもはやRGBの色に近かった。
もう海なのかなんなのか分からないくらいそこに浮いているのが不思議な感覚。
洞窟内には漕ぎ手達が歌う歌が響き渡り、
かつての王がここをプールにしていたとか説明してくれながら回ってくれる。
あっという間に一周し終わると「サービスでもう一周」と言ってもう一周してくれた。
多分毎回そう言って2周してるんだろうけど。
2周し十分堪能できた青の洞窟。
青く光り輝く海はホントに美しかった。
後悔しないよう行っておいてホントに良かった。
残るは最後のチップ問題。
もちろん一人20€ずつ払う気はさらさらないので
船の下り際にチップとして5€札を2枚渡したら、
色が似ているためか20€札を2枚もらったと勘違いして喜んでくれた。
ナイス。
青の洞窟を堪能した後はバスでアナカプリへと戻りランチタイム。
パニーニを食べてプラプラ散策した後はロープウェイに乗り眺めのいい見晴台へ。
かなりの長距離を進むロープウェイはスキー場のロープウェイと似た造り。
一人乗りの簡易的なロープウェイで足をプラプラさせながらどんどん高度を上げて行った。
地面が遠くなり開けてくる視界。
島の全景がくっきりと見える。
やっぱりロープウェイは気持ちいい。
景色がいい所で乗るロープウェイはまた格別だった。
ロープウェイからの眺めでも十分キレイなのだが、
頂上の景色もまたキレイだった。
太陽の光を反射してキラキラと輝く青い海。
断崖絶壁の島の形もまたかっこいい。
ちょうどいいサイズにちょうどいい形。
なんて絶妙な島なんだろう。
まさにバカンスを過ごすためにあるような島。
ちぃがハネムーンに行きたい場所No.1に選んでたのも十分分かる気がした。
再びロープウェイに乗りアナカプリに戻った後はまだ行っていなかった所を散策。
小さい教会に入ったり、路地裏を通ったり、残念ながらお店は昼休みで
休みのところが多かったけど、カプリよりも落ち着いていて素朴でキレイな街並のアナカプリ。
暑さにやられ歩き疲れたところで帰りのバス停を目指した。
カプリまでバスで戻ると今日も早速Raffaele Buonocoreへ。
これは一日一つは是非とも食べたい味だ。
今日は何を食べようか楽しみにして店に向かうと一切行列のない店。
まさか、、、
今日はそのまさかの定休日だった。
最悪なことに今日は火曜日。
七分の一の確率に当たってしまった、、、
仕方なく違うお店のジェラートを食べるも、ほど遠い味。
ジェラートでこんなに違いが出るとは、
一体どこでそんなに差が出るのだろうか。
お腹がすいたところで今日の夕食は広場の近くのレストランへ。
6時半に行くとまだ仕込み中だったので、開店直後の7時に再び行ってみた。
イタリアでは6時台はまだ夕食の時間ではないらしい。
注文したのはペンネアラビアータとピッツァのクワトロフォルマッジ。
ペンネアラビアータはトマトソースというより、
直でトマトと一緒に食べる感じだったが、これがホントに美味しかった。
なんでこんなにトマトが甘いのだろうか。
日本で食べるトマトとは全く違う味。
日差しの強さが関係しているのかな。
夕食後は今日も夕焼けを眺めて終了。
それでは写真のハイライトで。
青の洞窟
アナカプリ
ロープウェイと上からの景色
夕食
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