ランタンフェスティバル動画
ー 6月21~22日 ー
6月21日、
ついに今日はランタンフェスティバル当日だ。
現地であるポーランドに到着しても
確かな情報があまり得られなかったランタンフェスティバル。
唯一ネットで分かったことは橋の周りに夜7時頃集合ということ。
大体分かった開催場所までの行き方を宿の受付の女性に尋ねると、
なぜそこに行きたいのか不思議な顔をしていた。
あれ、今日フェスティバル当日のはずなんだけどな、、、
受付にいる女性は二人ともイマイチピンと来ていない様子。
さすがに不安になって、
「今日ランタンフェスティバルがこの付近で行われると聞いて来たんですけど」
と言うと、
「あ~、あれね。そうか、今日だったわね。雨降ってるから忘れてたわ」という返事。
うちらはこのフェスティバルのためだけにポーランドに来たのに、
会う人会う人誰も把握していないとはどんだけマイナーなフェスティバルなんだ。
しかも天気悪いから忘れてたとか、マジで今日行われるのだろうか、、、
そんな不安を覚えながらもとりあえずトラムでの会場までの行き方は教えてもらうことができた。
行き方が分かったところで、小雨の中旧市街広場をプラプラ。
そう、今日の天気は生憎の雨。
フェスティバル当日というのに最悪の天気となってしまった。
途中小道で見つけたオシャレな服屋。
そこはまさにちぃにドンピシャのお店だった。
そして相変わらずの安さ。
普通に日本だと1万近くしそうな服が2000円くらいで売っていた。
ナイスポーランド。やっぱり今までで一番お得感がある国だ。
テンションが上がったちぃはお気に入りの服を3着程購入。
お腹も空いたところで近くのパスタ屋に入ると、
ボロネーゼがまさかの100円ちょっとだった。
最初は€で値段が書かれているのかとも思ったが、確かにポーランド通貨。
安すぎる。しかも味も普通においしかった。
ナイスポーランド。やっぱり今までで一番お得感がある国だ。
あとは特にやることもないので、
広場の中心にあるポズナン市歴史博物館へ行ってみることに。
さほど大きいわけではなく、そこそこ面白いものもあって時間つぶしにはちょうど良かった。
終わった後は、まだ雨も降っているので近くのカフェでまったり。
雨が弱くなったところで外へ出ると、ちょうどツーリストインフォメーションが見えた。
現地でさえ全く見つからないフェスティバルについての情報。
ここでもあまり得られないかなと思いながらもダメ元で行ってみると、
外には今まで一度も目にしなかったランタンフェスティバルのポスターが張られている。
なんだ、ポスターあるんじゃん!!
これは期待できそうだ。
しかしなぜポスターがあるのにもっと告知をしないのだろうか。
とりあえずインフォメーションのお兄さんにランタンフェスティバルのことを尋ねてみる。
すると、フェスティバルの開催はちゃんと今日あるようで、
ランタンを飛ばし始めるのはなんと夜の11時ぐらいとのこと。
遅っ!!
まぁ、ポーランドがホントに暗くなり始めるのは夜の10時過ぎだから当たり前か。
あとは晴れてさえくれればいいんだけどな。
残念ながら今日は一日雨模様。
徐々に小雨にはなってきてはいるもののなかなか完全には止んでくれなかった。
時間になるまでは宿で待機。
といってもさすがに11時目指しは遅すぎるので、
待ちきれず9時前には開催場所に向けて宿を出た。
とその前にお気に入りのモールで今日も夕食タイム。
1枚頼むと2枚目が無料というフードコートの激安ピッツァを食べて、会場へと向かった。
モールを出ると雨も止み、なんとなく回復気味の天気。
トラムに乗ると、10代20代の若者で車両はいっぱいだった。
あれ、こんなに人いたんだ?
今までそこまで観光客を見ていない分意外な混み具合。
いや、もしかしてこれは全員ランタンフェスティバルに向かう途中か。
会う人会う人興味の薄かったランタンフェスティバル。
もしかしたら若者を中心に人気があるのかもしれない。
橋の近くでトラムを降りると、ほぼ全員一緒に降りた若者達。
予想は的中だった。
橋の周りには今までポズナンでは見たこともないような人混み。
橋の下の会場には特設ライブステージや屋台まで設けられ、大量の若者達で賑わっていた。
なんだ、全然人気じゃん!!
思い返せばランタンフェスティバルのことを尋ねたのは全員年上の人達。
ランタンフェスティバルはポズナンの人達というより、若者達に人気のお祭りだったのだ。
何はともあれ、フェスティバルがちゃんと開催され、賑わっていることに一安心。
橋の下の茂みへと下り行列に並んでランタンを購入した。
このランタンフェスティバルは、
それぞれ訪れた人達がテントで売られているランタンを購入し、
各自が用意した火を使って、各自でランタンを飛ばすというもの。
インフォメーションの人は11時からランタンを一斉に飛ばします、
と言っていたのだが、現地ではそんなインフォメーションは一切見当たらなかった。
かといって警備をする人はいても仕切る人はなし。
辺りを見渡すとまだ空が明るいうちからすでにランタンを飛ばし始めている人がいた。
ランタンの数が増えて、空も暗ければもっときれいなんだろうな。
徐々に暗くなり始める空。
続々と集まる人達で、会場は橋の下も上も溢れ始めていた。
驚いたことにここでも日本人の中高年ツアーを発見。
まさかこんなところにまでツアーが組まれているとは。
日本のツアー恐るべし。
10時くらいからパラパラとランタンを飛ばし始める人達。
ランタンを二つ購入していたので試しに一つうちらも飛ばしてみることにした。
ただやり方が分からないのでまずは周りの人達を観察。
見ていると意外に失敗している人も多かった。
その度に自ら火を消したり、警備員に止められたりしている。
やり慣れていないジモティー以外の若者が多いのかもしれない。
見ていてると失敗している人は大体ランタンの紙をちゃんと広げきれていないパターンがほとんど。
あとはロウをしっかり固定さえすれば大丈夫そうだった。
大体分かったところで隣のカップルにライターを借りて一つ目をチャレンジ。
失敗しないようしっかりランタンを広げ、ランタンが浮くのをじっくり待った。
おっ、いけるんじゃん?
というところで手を離すとキレイにランタンは空へと飛んで行ってくれた。
思いのほか簡単。
一つ上げたところで少し満足していると、徐々に周りの人達もランタンを飛ばし始めていた。
時計を見るとほぼ11時。
仕切る人もインフォメーションも一切ないが、
11時くらいに一斉に飛ばすという暗黙のルールがあるのかもしれない。
夜空に浮かぶランタン。
気づけば空も晴れてきていた。
次第に数を増していくランタン。
地上を離れるとすぐに光となって天高く上がって行く。
やばい、キレイだ。
予想以上の美しさに見とれているうちに、
二つ目のランタンを飛ばし忘れていることに気付き、慌てて二つ目にチャレンジ。
またもや隣の人にライターを借りたのだが、
今度は作りが悪いせいかランタンの紙部分が最初から半分以上はがれていた。
これは火をつけても途中で落ちてしまうかもしれない。
実際、中途半端に飛ばしてしまったランタンが何個か地面に落ちてきたりしていた。
下は草がいっぱい生えてるし結構危ないんじゃないかな。
ん~、これはやめとこう。
ライターを返し、再び空を見上げる。
さっきとは比べモノにならない程の数のランタンが空に飛んでいた。
夜空に輝くカラフルな無数のランタン。
ランタンの明かりのせいか空が赤くなり始めている。
やばい、キレイすぎる。
赤く色づく空に浮かぶランタンはまるで星のように輝き、
空は宇宙のように壮大なものになっていた。
マジか、、、
こんなにキレイだとは思ってなかった。
ポーランドに来て良かった。
これを見る為だけでも十分にその価値があるように感じた。
ピークを越え徐々に減っていくランタン。
ちゃんと指揮を執る人がいて、もしみんなが同じ時間に一斉に飛ばしたのなら、
もっとキレイな景色が見れるのかもしれない。
まあ、お祭りだからそんな風にはいかないか。
この後地面に落ちてくるランタンの片付けも大変なんだろうな。
(実際はあんま片付けしないらしい)
ある程度見たところで帰り道が混む前に帰ろうとしたが、時既に遅かった。
ちゃんとした道は人で溢れ、雨でぬかるんだ茂みを駆け上がって橋の方へと登って行く人々。
正規の道はもはや進めず、ただでさえ悪い足場のせいで何人かは滑り落ちていた。
完全にカオス状態。
確実にケガ人が出ているに違いない。
当然道路に溢れる大量の人々。
帰りのトラムチケットも買っていたのだが、全く意味がなかった。
溢れ出た人によって道路は通行止め。
トラムも駅で停車したままだ。
何があったのかは分からないが、警察に無理矢理連行されている若者までいた。
結局帰りは宿まで徒歩で帰り1時過ぎには床に就いた。
6月22日、
今日でポーランドも最終日。
と言っても特にやることもないので、今日もお気に入りのモールに行きお気に入りのカフェへ。
今日のランチはシュリンプソースのサーモンソテー。
肉厚のサーモンと絶妙なソースがたまらなく美味しかった。
ランチの後もカフェでゆっくり過ごし、明日から始まるイタリアの予習。
途中久しぶりに母親とSkypeタイムをした。
まあ、相変わらず阿波踊りに関する話題が8割で、あとは旅の話。
旅の写真を見て俺が痩せてきていることを心配してくれていたが、
毎日歩いているし、仕事を辞めて規則正しい生活になったからそれは当然のことなのかも。
むしろ旅に出る前は太ってたしちょうどいいかな。
そして一時帰国まであと約一ヶ月。
気づけば多くの国や都市を忙しなく巡る旅もあっという間に5ヶ月が経っていた。
旅ももちろん楽しいが、日本のみんなに会えるのがホントに楽しみだ。
ポズナンのほとんどを過ごしたこのモール。
結局夕食もここの日本料理屋で食べることにした。
他の食事が予想以上に安かった分今日は贅沢ディナー。(それでも1000円くらいだけど)
久々に飲む番茶に、鳥の唐揚げ&鳥の照り焼き。
あまり最初は期待していなかったが、これが普通に美味しかった。
ポーランドは食のレベルも高いのかも。
たった4泊しかしなかったポーランドもこれで終了。
明日からは楽しみにしていたイタリアが始まる。
まずはナポリ!
「ナポリを見てから死ね」とはどういうことなのか、是非見ておきたい。
それでは写真のハイライトで。
そしてトップ画像では初の動画もアップしています。
動画の方がこのフェスティバルのやばさが伝わるはず!
ポズナン市歴史博物館
カフェ
ランタンフェスティバル
モールのお気に入りカフェ
日本食ディナー
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