ー 6月12~13日 ー
6月12日、
ミュンヘン中央駅から昼の列車でケルンへと出発。
移動時間は約5時間。
駅に到着すると明日じっくり見ようと思っていたケルン大聖堂が
嫌でも目に入ってしまった。
中央駅と隣接するように建てられているケルン大聖堂は、
1248年に着工し、632年の歳月をかけて完成したカトリックの大聖堂。(うち中300年程中断)
これも聖ヴィート大聖堂に少し似ていたが、とにかくそのデカさに圧倒された。
黒ずんだ汚れもまたかっこいい。
不覚にもちゃんと見てしまったケルン大聖堂を横目に今日の宿へと向かう。
中央駅から徒歩10分程の場所にある今日の宿はアパートメント方式。
部屋に着く時間を告げ、そこにいてもらう用にするのだが、
いざ部屋に到着すると誰もいなかった。
メールで告げていた到着時間は夕方6時。
一応チェックイン可能時間は5時半から。
待つこと20分、嫌な予感がよぎる。
さすがに遅すぎると電話をかけに行こうとしたところで、
ちょうど管理人さんが現れた。
管理人さんは人の良さそうなアジア系のお兄さん。
謝りながらも色々と説明し、
ベルリン行きの列車のチケットのバウチャーまで自宅で印刷してくれた。
部屋もお兄さんの趣味なのかかわいい感じで使いやすかった。
荷物を置くととりあえず夕飯タイム。
周りにちょうどいい場所も見つからなかったので、
とりあえず中央駅まで行ってみると、真剣に特設テレビにかぶりつくドイツ人達。
テレビではユーロ2012が絶賛放映中だった。
普段そんなにサッカーを見ないうちらもヨーロッパにいる間は一応チェックしているこの大会。
行った国々でその国を応援するのもまた面白い。
夕飯はアジアファーストフードで済ませ、今日は終了。
6月13日、
朝食を済ませて向かった先は、もちろんケルン大聖堂。
実は昨日軽く内部も覗いてしまったのだが、
今日の為にそこまで深くは入らない様にしていた。
なので今日は昨日見ていない箇所もくまなくチェック。
内部は300年近くかけただけあって細かく荘厳な造り。
天井も高く美しいステンドグラス。
床のモザイクによる装飾もかっこ良く、さすがの大聖堂だった。
まあ、でも聖ヴィート大聖堂に似ていたかな。
先にサグラダファミリアを見てしまった分、
他の教会を見てもそこまでの感動を得ることは難しいのかもしれない。
あれは教会というよりもはやアートだったけど。
大聖堂をしばらく見学した後は、マックでランチタイム。
注文の祭に「Can I have ~」と言った瞬間に
「NO,No I can't speak english」と断られたのには驚いた。
行列の中たどり着いたレジなのに隣のレジに誘導しようとする店員。
いやいやそれくらい分かるだろ。
その後も「Big Mac」とかメニュー名だけを言っても、
答えは「No.No」
いやいや、メニュー名は一緒じゃん。
後ろのメニューにもデカデカと書いてあるし。
英語の拒否の仕方がハンパじゃない店員。
何度も隣のレジに促そうとしてきたが、見かねた隣のレジの店員が、
それぐらい分かるだろみたいなことを言ってくれてなんとか注文することができた。
ヨーロッパでここまで英語が通じなかったのは初めてかもしれない。
それにミュンヘン、ケルンと店員の愛想が悪い人に出会うことが多い。
ベルリンだとまた違うのかなと思いつつ、マックの後はルートヴィヒ美術館へ。
(美術館の詳細は世界の美術館巡りで)
大聖堂と目と鼻の先にあるこの美術館は、20世紀のモダンアートを中心に集めた美術館で、
館内にはケルン・フィルハーモニーのコンサートホールも併設している。
最初はケルンだからそんなすごい美術館じゃないかなと、
なめてかかっていたのだがこれがなかなかすごい美術館だった。
まずどこまで続いているのかと思う程広い展示スペースに、
所蔵作品とモダンアートの展示のクオリティーの高さ。
何より館内が空いているのもうれしかった。
そしてこの美術館で改めて気になったのが「Robert Rauschenberg」。
どこの美術館に行っても、必ずと言っていい程所蔵されている作品。
「おっ、これかっこいいな」と思うと大体彼の作品だったりする。
もっと昔に亡くなっている人かと思ったら意外にも2008年。
旅に出るまで彼のことを知らなかったのが恥ずかしいけど、
揺るがない自分が好きな何かを発見出来るのもまた嬉しい。
予想外に濃かった美術館を堪能した後は、近くのピザ屋でピザをテイクアウトして終了。
ミュンヘン、ケルンと2泊ずつの観光も終わり、ついに明日からベルリン入りだ。
旅人がみな口を揃えて「面白い街」というらしいベルリン。
どれくらい良いお店に出会えるか楽しみだ。
そして、食でもニューヨーク以来となるあれが食べられるのが楽しみで仕方ない。
それでは写真のハイライトで。
ケルン大聖堂
中央駅
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