2012/07/29

ハネムーンで行きたい場所No.1!!





ー 625日 ー
今日は午前中にナポリを観光し、午後からは人気のリゾート地であるカプリ島へ。

聞くところによると、ちぃのハネムーンで行きたい場所No.1が実はこのカプリ島。
恥ずかしながら今までこの島のことは知らなかったのだが、
ヨーロッパに入ったくらいで初めてそのことを知らされた。
となると一応ハネムーンも兼ねているこの旅行で行かない訳にはいかない。
日頃忘れているハネムーン感を感じるため
とりあえずカプリ島では2泊ゆっくりと過ごすことにした。


午前9時頃、宿をチェックアウトし荷物を預けると早速市内観光を開始。
まずトラムに乗り向かった先は、13世紀末に建設され1443年に改築されたヌォーヴォ城。
現在は市民博物会になっている場所だ。

トラムを降りるとすぐにその姿を現したヌォーヴォ城。
正面に見えるグレーの3本の塔がどことなくスーパーマリオの城を思い出させる。
中に入ると大きな兜が印象的な中庭。
絵画や壁画、宝物などの展示を見ながら階段を上がって行くと
サンタルチア港を眺めることができた。

城を見学した後は近くをプラプラ。
サンタ・キアーラ教会を目指しながら歩いていると宮殿のようなモールに出くわした。
十字に広がった天井の高いモール。
中には高級店が軒を連ねている。とてもモールとは思えない建物。
店の中には入りはしないものの、見ているだけでも十分に楽しめた。

途中お店でパニーニを買ってベンチでランチタイム。

食べ終わると教会へと再び向かった。
メインストリートを歩いて行くと中央駅前とは全く違った雰囲気。
ブランド店がズラリと並び、観光客で賑わっていた。
ローカル感漂う路地裏とは180度違う世界。
駅前の南米感とも全く違う。そのギャップがまた面白かった。

路地裏を進みながらたどり着いたサンタ・キアーラ教会。
四角錐型の突起で埋め尽くされた壁面が印象的だ。
中に入ってしばらくするとなぜか全員外へ追い出された。
なるほど、時間を見るとちょうど昼休みの時間。
昼休みに入る前に無事中へと入ることができてラッキーだった。
教会ですら昼休みで閉まるのがイタリアらしくて面白い。

駆け足でナポリを観光した後は宿で荷物を取り、フェリーでカプリ島へ。
さすが人気のリゾート地だけあって港は観光客で賑わっていた。

ナポリからカプリ島まではフェリーで約40分。
2階の甲板でギンギンの日差しを浴びながらカプリへと向かった。
風を切りながらガンガン進むフェリー。
海を見ると今まで見たことないくらい異様に青かった。
これは青の洞窟は結構やばそうだな。

洞窟内に光が差し込むことで海が青く光る青の洞窟「GROTTA AZZURRA」。
カプリ島にある日本人にも人気の観光名所だ。
最初は行く予定ではなかったのだが、またいつカプリ島に来る機会があるとも分からない。
せっかくだし見に行ってみるか、ということで明日の朝一に行くことを決めていた。

ついに目の前に見えてきたカプリ島。
断崖絶壁の島に、階段状に家が建てられていた。
程よい大きさに、きれいな海、豊富な緑、切り立った山。
しかも料理もうまけりゃショッピングも出来る(まだ行ってないのでこれはちぃの前情報)。

こりゃ人気が出るわけだ。
島の外観を見ただけでもこの島が人気なことはすぐ伝わってきた。

フェリーを降りると観光客で溢れる港。
ケーブルカーはすごい行列が出来ていたのでバスに乗り今回の宿へと向かうことにした。

メインの広場まで向かうバス。
対向車とサイドミラーがこすれる程狭い道が続いていた。
最後までギリギリの道を通りながら広場へは15分程で到着。
バスを降り宿を目指すも今いる道の名前も場所も良く分からなかった。
とりあえず近くの売店のおばちゃんに道を尋ねると、
優しく教えてくれるおばちゃん。
さらに横から教えてくれるおじいちゃん。
日本に行ったことのあるらしいおじいちゃんは時折日本語を混ぜながら親切に教えてくれた。
イタリアで会う人はホントに優しい人が多い。

教えてもらった小道を抜けたどり着いた今回のホテル「hotel Esperia」
ちぃのハネムーンに行きたい場所No.1ということで今回はちょっと良いホテルにしてみた。
1泊100€で朝食付き。バルコニーからは海が見える家族経営のアットホームなホテルだ。

チェックインの時に受付にいたのはお父さんと小学生くらいの女の子。
練習のためにチェックインは女の子が担当してくれた。
ハニカミながら英語で一生懸命やってくれる女の子。
それを見守るお父さんのニコラがとにかく優しい。
英語が喋れないため、時折娘に英語で何て言うんだと聞いているのもまた面白かった。

チェックインを済ませると辺りを散策。
まずはお目当てのジェラート屋「Raffaele Buonocore」へと向かった。
宿を出て坂を下って行くと沢山の観光客で賑わう広場のテラス席。
広場のベンチから臨むカプリ島の景色がまたきれいだった。
観光客が多くても嫌な感じが全くしないカプリ島。
島全体にゆったりとした時間が流れているように感じた。

場所も把握せずにジェラート屋を探していると、何やら広場の近くから甘い香り。
これはもしや、と思いその香りをたどって行くと香りの先には行列ができているお店があった。
やっぱり。
思った通り香りの正体は「Raffaele Buonocore」。
うちらも行列の最後尾へと着き
一つ一つコーンを手で焼いているのを見ながら並んでいるとすぐに順番はやってきた。
チョコにフルーツ、ヨーグルトなど豊富なメニュー。
これはなかなか悩ましい。
結局注文したのは俺がいちご&レモン、ちぃがノッチョーラ(ヘーゼルナッツ)&ヨーグルト。

何て言えばいいか分からないけど、マジでうまかった。
注文してから焼かれるコーンも香ばしくておいしい。

一人一個完食した後は再び散策。
オシャレな香水屋を見たり、ウィンドウショッピングしたり、海の方までちょっと下ってみたり。
海パンを履いていたこともあってか何をしてもバカンス感がハンパじゃなかった。
美しい自然に青い海、美味しそうなレストランにオシャレなショッピング街。
久々に味わうリゾート感にもうテンションは上がりっ放しだった。

浮かれ気分で散策した後はニコラが教えてくれた街のおすすめ庶民派レストランへ。

書いてもらった地図を頼りに向かうと、これがなかなか遠かった。
あまりに簡易的な地図のため近いと錯覚していたのだが、結局たどり着くのに20分くらい。
気づけば観光客は全く見当たらないジモティーゾーンへと突入していた。

こうしてやっとのことで見つけたレストラン。
サーモンマリネとパスタとリゾットを注文し、
ニコラがこの店をオススメしてくれたことを告げると、
最後にサービスでレモンチェッロを出してくれた。

出てきた料理はどれもおいしく、外で食べていたので気持ちも良かった。
こういう場所で美味しい料理を食べるだけですごく幸せを感じる。
まぁこの旅をさせてもらってること自体すごい幸せなことなんだけど。

美味しい料理を食べながら少し気になったのは、レストランを通りがかったアメリカ人。
店のメニューに英語表記がないのを見ると話にならないと嫌そうに帰って行った。
いやいや、英語書いてなくても大体分かるだろ。

夕食の後は近くのスーパーで水とジュースを買って宿に戻り、
夕日を眺めに再び広場へと向かった。

赤く染まる空と共に眺めるカプリ島の景色。
贅沢だね、と話しながらしばらく二人で眺めていた。


それでは写真のハイライトで。








ヌォーヴォ城



モール




サンタ・キアーラ教会




フェリーから見るカプリ島








宿周辺の景色





Raffaele Buonocore



夕飯




夕日

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