2012/05/30

コペンハーゲン駆け足観光





ー 51011日 ー
510日、
今日はコペンハーゲン中央駅から列車で35分程離れた所にあるルイジアナ現代美術館へ。
1958年にクヌード・ヴィ・イェンセンによって開設されたこの美術館は、
1950年以降の現代美術のコレクションと展示にかけては世界トップクラスらしい。

美術館までは宿の最寄駅から一本で行けるので結構楽なのだが、
駅から美術館までの道のりがちょっと長かった。
(徒歩15分くらい、雨だからちょっと長く感じたのかも)
交通費+入場料タダで今日もコペンハーゲンカードをフル活用だ。
(なんとこの美術館の入場料+この往復の交通費が無料になるだけで
コペンハーゲンカードの元がほぼ取れるくらいの価値がある)

ちょっとした民家と緑以外何もない道路を歩いてたどり着いた美術館。
美術館にしては入り口は驚く程小さかったが、中に入ると予想以上の広さだった。
地下にも広がる展示室。中庭からは海が一望出来る。
天気が良ければもっと良かったのだが今日は生憎の雨。
雨が弱まった時にちょっと外に出るくらいしかできなかったのが残念だった。

美術館はコレクションも良く、企画展もちょうど面白いものがやっていて、
多少駅からのアクセスは悪いが展示も景色も最高の美術館だった。
それともう一つ良かったのがカフェ。
単品でサンドイッチ(1000円くらい)とかもあるが、
ちょっと贅沢をしてビュッフェにしてみたところ、これが大正解。(1500円くらい)
ニシンやアスパラガスのスープ、創作料理などどれも美味しかった。

夕方くらいまでゆっくり時間をかけて過ごした美術館。
帰りは宿の近くのモールをチラ見して、今日は終了。


5月11日、
コペンハーゲンを一日観光できるのも今日で最終日。
やはり4泊だと実質動けるのは3日なので、駆け足で見て回ることになってしまう。
そんな最終日のスタートはまず、
デンマーク国内で最大規模を誇るデパート「Magasin du Nord」。
ファッション・雑貨・インテリア・食器まで幅広く扱う人気のこのデパートは、
外観もかっこ良く内装もオシャレだった。
その中でもとにかくパッケージデザインが目を引くものが多く、
うちらは地下スーパーの様々なパッケージデザインに夢中。
雑誌や食品、お酒などばかり見てデパートを後にした。

続いて向かうのはここから徒歩で10分もかからない場所にある「ニューハウン」。
かつては長い航海を終えた船乗り達が集う居酒屋街として賑わっていた場所だが、
現在は運河に沿ってカラフルな木造家屋が並ぶコペンハーゲンの観光名所だ。

旧王立劇場を越えるとあっさり着いたニューハウン。
さすが観光名所だけあって、気持ちの良いテラス席は多くの観光客で賑わい、
運河沿いに並ぶ家の前には多くの船が停まっていた。
時々差す晴れ間によってより鮮やかに見えるカラフルな街並は
歩いているだけで気持ちがよかった。
テラス席でランチを食べればさらに気持ち良いのだろうが、そんな贅沢は置いといて
運良く発見した、コペンハーゲンにしては格安のタイカレーのカレー弁当をテイクアウト。
お弁当を持って運河沿いのベンチを探すことにした。
しかしなかなか見つからないナイススポット。
まずベンチが全く置いていなかった。
歩き回ったあげく奇跡的に発見したベンチは工場の片隅に置かれた謎のベンチ。
まあ、工場も休みみたいだしとりあえずここで食べることにした。

カレーを食べ終えると、怪しい日本人専門お土産屋「マリリア」を試しに見てみたり、
ニューハウンの街を満喫。
運河沿いに腰掛けギターを弾いている人やビールを片手にくつろぐ人々。
天気も良くなり、暖かくなったテラス席はさらに気持ち良さそうだった。

ニューハウンの後は次の目的地である「デザイン博物館デンマーク」までプラプラ徒歩で移動。
途中アメリエンボー宮殿やフレデリクス教会といった観光名所を巡りながら、
デザイン博物館を目指した。
フレデリスク教会からはホント目と鼻の先だった博物館。
いざ、入ってみるとこれがかなり謎の展示が多かった。
(詳細は世界の美術館巡りで)

予想と違ったデザイン博物館に軽くダメージを受けながら本日最後に向かったのは
初日に見切れなかった「ストロイエ」。
うちら的に一番良かったのが「Illums Bolighus」という
世界的に有名な家具や雑貨をメインに扱うデパートだ。
4階建ての広々とした吹き抜けの店内。
二人の見るペースも違うので、集合時間を決めてそれぞれ見て回ることにした。
入った瞬間の内装やディスプレイからして思ったが、とにかくオシャレなモノが多かった。
ファッションではあまり違いを感じることはないが、
パッケージがやはりきれいだったりかわいいものが多い。
他にもインテリアでは特に照明が面白いものが多かった。

このお店の他にはデンマークと言えばレゴショップ。
初めて知ったが、実は世界中でも馴染み深いレゴはデンマーク生まれで、
デンマークにはレゴランドまである程愛されているおもちゃだ。
レゴで作られた衛兵や、レゴのロゴの歴史も見ることができて面白かった。

夕飯は再び宿の近くのモールのケンタッキーで学割を活用。
これで4泊のデンマークも終了だ。
明日は飛行機でスウェーデンのストックホルムへ移動する。


漠然とヨーロッパとは何か違うんだろうなと思っていた北欧だったが、
デンマークではさほど違いを感じることはなかった。
最初イメージしていたゴミが全く落ちていないようなきれいな街並、
ということはなく、現在開発中なのか工事中の場所がやたら多かった。
たまたま今回の宿の周りの都市計画地区はモダンでオシャレな建築が多かったので、
それが見れてラッキーだったが、都心は現代的な建物は少ない。
路面店やセレクトショップが集まるというよりは、
デパートに全て組み込まれているといった感じだった。

次のストックホルムがどんな街なのか楽しみだ。


それでは写真のハイライトで。


Magasin du Nord










ニューハウン


工場の片隅に置かれた謎のベンチ



アメリエンボー宮殿






フレデリクス教会







Illums Bolighus





レゴショップ

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