ー 4月16日 ー
今までの最多滞在日数だったニューヨークを後にし、ついにヨーロッパ入り。
ニューヨークから夕方の便で第7カ国目となるスペイン(マドリード)へ出発!
移動時間はおよそ8時間。夕方5時頃に出発し、6時間の時差により朝7時頃に到着する予定だ。
デザイン・美術・建築が好きなうちらにとっては、かなり楽しみにしていたヨーロッパ。
その記念すべきヨーロッパ第一カ国目がスペインだ。
しかも旅で会う人達が皆口を揃えて良いと言っていたのがこのスペイン。(ヨーロッパの中で)
飛行機に乗る前から楽しみで仕方なかった。
ヨーロッパ入りというだけでウキウキのうちら。
しかも機内食がアメリカンエアラインの数万倍うまかっただけに
ますますスペインへの期待は高まる一方。
スペインは食にも大分期待出来そうだ。
ただ問題なのは睡眠時間だった。6時間の時差により飛行機の中では全然寝れず、
しかも到着したのは朝7時過ぎ。これからが一日の始まりの時間。
寝不足で瞼が重いまま飛行機を降り、スペイン空港に入る。
中に入るとターミナルからいきなりレベルが違った。
途方もなく長い直線の通路に、波打つような曲線を描く天井。
まるで空港とは思えないモダンな造り。
さすが、あのガウディを生んだ国、スペイン。
今までの空港との違いに驚きながら、
かつてない程あっけない入国審査を通り、ついにヨーロッパ入り!
時計を見ると時間はまだ朝の8時だった。
市内の宿に向かいチェックインするにはあまりにもまだ早い時間。
少し空港でまったりしてから、エアシャトルバスでマドリード市内へと向かうことにした。
2,30分空港内のベンチで休み、バスに乗り込む。
(停まる場所も少なく、値段も2ユーロとかなり便利)
窓の外にはモダンな建物やゴシック様式の古くきれいな建物が並んでいた。
さすがヨーロッパ。街並がキレイだ。
目的のバス停で降りてもまだ9時くらいだったが、とりあえず宿探しスタート。
地図を頼りに地下鉄に乗り換えて向かうもなかなか見つからない宿。
かつて敵の侵入を防ぐために造られたせいか、マドリードの道は小道が多く複雑だった。
道の名前もオシャレに壁に小さく書かれている程度で分かりづらい。
しかも寝不足のせいなのか、腹が減っているのか、若干腹が痛かった。
チェックインは13時からだから部屋に入ることはできないだろうが、
体調が微妙だからとにかく一度荷物を置きたい。
大体の目星の場所に着いた後は、近くのおじさんに道を尋ねながらなんとか宿に到着した。
(スペインは南米同様陽気で優しい人が多いみたいだ)
案の定部屋に入ることはできなかったが、とりあえず荷物を置かせてもらい街を散策することに。
荷物を降ろしてもまだ腹の違和感が気になった。
オール明けで朝マックか牛丼を食べたいけど、どれくらい食えるのか腹の調子が微妙。
といった感じ。どうすればいいのか分からなかったので、
とりあえず近くのカフェでお茶とパニーニを注文してみる。
ん~、まだ微妙。
まぁ、でもいいかと、とりあえずマドリードの散策を続けることに。
徐々に強くなってくる腹痛。
腹というよりむしろ、胃が痛いのかもしれない。
しかし胃が痛くなるというのは人生初の事態だ。どうもしっくりこない。
もうちょっと散策を続けてみる。
、、、ん、、、痛い。いや、これ痛いな。
、、、、これ、アカンやつや。
もしかしたらこれは人生初の胃痛かもしれない。
よし、宿に引き返そう。
でもその前に明日の朝のパンと水を買おう。
それくらいなら、大丈夫なはず。とスーパーに寄ることに。
これが良くなかった。
生ハムとかサーモンとかワインとか安く売っててなんかちぃがはしゃいでるけど、
そんなことはどうでもよかった。完全にそれどころじゃない。
あまりの胃痛に歩くのさえきつい状態。
生ハムを横目にゆっくりと慎重に、かつ急いで宿に戻った。
宿に戻るとまだ12時くらいだったけど、早めに部屋に案内してくれた宿のおばちゃん。
マジ助かった!ムチャスグラシアス!
部屋に入ると人生で初めての太田胃散を飲み干し、すぐさまベッドで眠りについた。
目が覚めると夜の7時。
完全に寝過ぎてしまった。もはや夕食の時間だ。
せっかくスペインに来たのにまだ何もしていないうちら。
とりあえず外に出て、生ハムとパエリアが食べたかった。
ベッドを出てもまだ腹に多少の違和感があったが、スペインと言えばとりあえず生ハムだ。
腹が痛いとか言ってる場合じゃない。
もう夜かと急いで宿を出ると、まだ昼の様に明るい空。(日が落ちるのは夜9時くらい)
日が長いだけでなんか得した気分になる。
生ハムがありそうな店のメニューをチェックしながら辺りを見て回ると、
幸いにも宿の周りにはカフェやバーが多く、どこで食べるか迷う程だった。
迷っていると近くの呼び込みのお兄ちゃんに声を掛けられたので、
生ハムとパエリアがあるかをチェックし、あるというのでこのお店に決定。
メニューを見ると、なんと生ハムのせパン4ユーロでパエリア6ユーロ、
しかもサングリアはコップ並々で2ユーロ。
ヨーロッパは完全に高いイメージだったのに安い!
値段が安いだけでも上がるテンション。
しかも出てきた生ハムの美味しさが尋常じゃなかった。
表面にトマトをすり込んで焼いたパンの上に乗せられたたっぷりの生ハム。
イベリコ豚の生ハムがパンが見えなくなる程惜しげもなくのせられている。
そして絶妙の塩加減。噛む程に口の中にハムの味が広がった。
スペイン最高。
お酒は安いし、食はうまいし、建物はきれいだし、人もいいしで
もうこの時点でスペインが大好きになってしまった。
観光は明日からします。
それでは写真のハイライトで。
マドリードの空港
街並
スーパー
夕飯
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