ー 5月6~7日 ー
5月6日、
今日は友達再会企画番外編。
共通の友人の紹介で一度だけ高円寺で飲んだことのある友達が、
なんと今日から出張でアムステルダムに来るのだ。
会ったのはたった一度だが、出張の日にちと場所が見事に
うちらのアムステルダム滞在6日間にかぶるというのはなんたる偶然。
是非アムステルダムで飲もうと連絡を取っていた。
と言っても向こうは仕事で来ている訳で、
暇なうちらとは違って色々大人の事情もあるに違いない。
なのでうまく時間が取れれば、という感じで話をしながら連絡を待っていた。
午前中は近くのランドリーで洗濯。乾燥も入れると1時間弱かかる。
洗濯物を畳み終えると時間も微妙だったので
昼食はそのまま宿でサンドイッチを作って食べることにした。
その間もWi-Fiがあるうちはこまめに連絡をチェック。
まぁ、アムスに着くのは5時くらいだからそれまでは連絡はないんだけど。
海外で再会出来るというのが楽しみで仕方なかった。
昼食の後は、宿から歩いて10分程の距離にあるアムステルダム国立美術館へ。
この美術館はレンブラントの夜警を所蔵しているのが見所だ。
しかも驚きなのは、この絵の左右と上部分が多少切断されているとうこと。
元々飾っていた市役所の部屋の大きさに合わなかったために切り落としてしまったらしい。
あり得ないことだが、ここがオランダだと思うと不思議と納得してしまう。
美術館の後は今日も街の傾き探し。
宿の人に聞いたところ、この美術館の周辺は結構いい感じで歪んでいるらしく、
うちらもいい傾きが見れることを期待していた。
探し始めるとこれがまたいい感じの傾きが結構あった。
カフェで一服した後もひたすら傾き探し。
なかなかいいのが撮れたところで、連絡がきていないかチェックするために宿に戻った。
チェックするとすでにアムステルダムに到着した友達。
仕事関係の人と合流してからまた連絡をくれるという流れになった。
仕事関係の人と合流ということは、そのまま食事に行く流れになるのが普通だよな、
と話しながらも宿でくつろぎながら連絡を待つことに。
ちょうどお腹も空いてきた7時くらいに連絡が来る。
「仕事関係の人と夕食行くことになってしまいました、ごめん!」
いやいや、それが普通だよね。
分かりました、と返信をし、うちらも夕飯に出かけることにした。
アムステルダムではなんと初の外食。
宿にキッチンがないながらも電子レンジと冷蔵庫を駆使し、
なんとか今まで外食しないようにしていたのだ。
向かう先は傾き探し途中に見つけた安いイタリアン。
さすがにいつものカレーにも5日連続は飽きが来ていた。
この見つけたイタリアンはパスタもピザもなんと5€!
アムステルダムではあり得ない値段だった。
調子に乗って久々のワインにも手を出しご機嫌の夕食。
安いのに、味もおいしかった。
満足してほろ酔いで宿に帰ると、友達からうれしい連絡が来ていた。
「10時以降なら空いているので会えませんか」
速攻で会う約束をして、友達の泊まっているホテルのロビーを待ち合わせ場所にして
トラムで中央駅方面へと向かった。
窓越しに見るアムステルダムの夜景。運河に街の明かりが反射している。
そういえばアムステルダムの夜景を見るのは初めてだった。
北に行く程日が長くなるので、こっちでは日が落ちるのも10時近く。
夕食後になるとなかなか出歩いていなかったため久々の夜景だ。
中央駅から歩いてすぐの距離にあるホテル。
ロビーで待っているとエレベーターから出てきた友達。
髪が短くなっているせいで最初戸惑ったが、ちゃんと再会を果たすことが出来た。
初めて会ったのは高円寺、二回目がアムステルダム。
それだけでなんか面白かった。
とりあえず近くのイタリアンに入り、白ワインで再会を祝し乾杯。
飲み物のオーダーだけではダメだったらしく、
仕方なく全員デザートを一品ずつ頼み、仕事の話や恋愛の話、旅行の話、
会うのが2回目とは思えない程楽しく盛り上がった。
最初はアムステルダム出張に気が進まなかったらしいが、
話を聞いているとなんだかんだ言いつつも好きな仕事を楽しんでやっているように見えた。
仕事で海外出張は羨ましいし、何より充実している姿が見ていて気持ちがいい。
いい仕事してるんだろうな~。
業種は違ってもこういう仕事をしている人が身近にいるといい刺激になる。
自分が仕事をしていた時が少し懐かしかった。(まだ全然最近だけど)
2時間近く飲んでいると夜も遅くなってきたので、そろそろお開きの時間。
三回目はまた高円寺で飲もう!
そう言って笑顔で別れた。
帰り道は夜景を堪能しつつ宿へと戻る。
5月7日、
今日はアムステルダム滞在最終日。
毎日作っていたサーモンサンドイッチの材料もちょうど切れたので、
気になっていた近くのベーグル屋さんでランチをすることにした。
可愛らしい店内で、いつもお客さんで賑わっていたこのお店。
ベーグルもさることながら、相変わらずオレンジジュースが美味しかった。
お腹を満たした後は、今日も日課となっている傾き探し。
まだ行ったことのない場所を彷徨い、大物の傾きを探してひた歩いた。
なかなか見つからない大物。
歩いて探す中、傾きではない大物と遭遇してしまった。
それはカーテン全開の窓越しに見えるおじさんのようなおばさんの下着姿。
えっ、おっさん!?
なんか下着だし、デカいし!
マジで一瞬驚いてしまった。
そう、実はこれも忘れてはいけないオランダの名物地区。
通称「飾り窓地区」と呼ばれていて、
下着姿の女性達がカーテン全開の窓越しで客引きをする地区だ。
(オランダで合法なのはマリファナだけでなく、なんと売春も合法)
傾きを探して歩いていたら、ちょうどこの名物地区も見学することができた。
相変わらず不思議なオランダをさらに実感する場所だ。
歩き疲れた後はちぃが楽しみにしていた、パンケーキ屋へ。
パンケーキ好きのちぃは行く国々でパンケーキ屋をチェックしているのだが、
アムステルダムにも発見していたらしい。
ニューヨークに続いて3軒目。
地図を頼りにお店にたどり着くと、お店は満員の人気っぷりだった。
しばらく待ち店内に案内されると、白と青を基調にまとめられた店内。
様々な形をした何個もの照明で作られたライトが印象的だ。
席に着くと、カフェラテとパンケーキを注文。
チョコレートソースだけトッピングしたシンプルなパンケーキを注文したが、
モチモチで美味しかった。(クレープとパンケーキの中間といった感じ)
最終日は傾き地区→飾り窓地区→オシャレ地区と散々歩き回り、
最後の夕食はお気に入りのいつもの冷蔵カレーでアムステルダムを締めくくった。
オランダはある意味初めてカルチャーショックを受けた国だった。
ドラッグに売春。散らかるゴミに交通システムの悪さ(料金とか改札とか)。
インフォメーションの分かりづらさに家の傾き。
思い浮かぶのはマイナス要素が多い国だが、段々それが面白く感じてくる。
電車の改札より有料トイレの改札の方がよほどしっかりしていたり、
えっ、ここでもしてんの、ってくらいトイレのニオイがする場所も多い。
これが発展途上国なら何も違和感は感じなかったのかもしれないが、
ここは先進国である西ヨーロッパ。
何で?と思ってしまうような些細な不思議なことが多々あったが、
チューリップが見れたのは本当に良かった。
次来ることがあれば、100%満開の時のチューリップが見てみたい。
明日は飛行機でデンマーク入り!
北欧に入ります。
それでは写真のハイライトで。
街の傾き
奇跡の再会!
夜景
ベーグル屋
パンケーキ屋
0 件のコメント:
コメントを投稿