2013/01/11

歯医者とオペラ座の怪人





ー 1179日 ー
117日、
昼頃に宿をチェックアウトすると、13時半の列車でロンドンへ。

夕方6時頃にロンドンに到着すると、電車を乗り換え今回のホステルへと向かった。
キングス・クロス駅からは一本だったが、ホステルの最寄駅に着く頃には外はもう真っ暗。
チェックインを済ませると、キッチンで夕飯を作り早めに今日は就寝した。


11月8日、
今日はついに海外初歯医者の日。
予約を入れたのは約1週間前。
あの時はマジで今後ヤワヤワのもの以外食えなくなるんじゃないかと心配していたが、
1週間経ってみると意外にもほとんど完治していた。
ただそれでも100%とは言えない歯茎。
この状態のままアフリカ・インド入りするのはかなり危険だ。
そう思い、地下鉄を乗り継ぎ予定通り歯医者へ。

中に入ると診察室からは日本人の子供と母親の声。
テーブルには日本の雑誌が置かれている。

こ、これは、、、完全にジャパン。
あまりのジャパンっぷりに日本にいる錯覚に陥るところだった。
とりあえず診察カードを記入し、
前の日本人親子の診療が終わると早速自分の番がやってきた。
もちろん歯医者は日本人。
症状や発症時期、ロンドンの旅行期間などを告げると、診察&治療が始まった。

診てもらうとそれほど深刻な状況ではなかったため、
消毒・クリーニング・歯茎に当たる歯を軽く削るくらいで治療は終了した。
どうやらちゃんと歯を磨けてないこと+疲れが原因らしい。
(親知らずが生えるところの上の歯茎なので元々際どい場所ではあるけど)
最後はうがい薬をもらい、初診料込みで計約2万円。
分かってはいたがやはり高い。
それでもぼったくりの所に比べれば大分良心的だし、腕も対応も良いし、
これからの旅行に不安を抱えることに比べれば安いものだった。

とりあえず無事に歯医者が終わるとノッティング・ヒル周辺を散策。

レトロな雑貨、安価な商品を扱うお店から、ハイブランドなオシャレショップまで、
ノッティング・ヒル周辺には多様なお店が並んでいて面白かった。
特にうちらがハマったのはアンティークな家具の小物や、箱等を置くお店。
どうもこういうものにはいつも惹かれてしまう。
しかもまた途中で、ここ来たな、とふと思い出す自分。
この店にも入っているし、この通りも前来た時に散策している。
卒業旅行の時間がない中で、意外に色んな箇所を廻っていたことにも驚いた。

ノッティング・ヒルの後は「White Cube Gallery」と
「RA」のRothko & Sugimoto Hiroshi展を鑑賞し、Japan Centerで早めの夕食タイム。
親子丼と魚丼を食べ終え、いつもならここでホステルに帰るところだが、
実は今日のメインイベントはこれからだった。

それは事前にネットでチケットを購入していたミュージカル、
「PHANTOM of the OPERA」。
あの有名なオペラ座の怪人だ。(すでにこのために映画も予習済)
ニューヨークのミュージカルとまたどんな風に違うのか楽しみで仕方なかった。

ミュージカルは19時半開場のため、それまで辺りをプラプラ。
たまたま見つけたm&m'sのドデカいショップがこれまた凄かった。
シンプルでいて派手なイルミネーションに、3,4階建ての店内はとにかくカラフル。
壁には過去から現在までのキャラクターの変遷が描かれ、
これでもかと言う程オリジナルグッズが展開されていた。
他には、地下に作られたビートルズ版m&m'sや
自分好みのm&m'sが作れるファクトリーがあったりと、子供達にはたまらない空間になっている。
まぁ、うちらも十分楽しめたけど。

そして時間になったところで期待に胸を膨らませいざ会場へ。
バウチャーをチケットに換え席に着くと、しばらくしてミュージカルが始まった。

ニューヨーク以来となる久々のミュージカル。
シャンデリアが上がりながらあの定番の曲が流れるオープニングのシーンでは
思わず鳥肌がたってしまった。

やばい、これはすごいかも。

途中一回休憩を挟むと、その後もあっという間に時間は過ぎて行った。
オーケストラの生音+役者の演技も歌ももちろん上手かったのだが、
特にすごかったのは舞台美術と演出。
怪人が暮らしている地下室へヒロイン:クリスティーヌを誘うシーンの舞台に引かれた水は、
本物の川が設置されているんじゃないかと思う程リアリティがあり、
自然とその世界観に強烈に引き込まれた。
霧にまみれる怪しいロウソクの火もまたかっこよく、まさに映画顔負けの演出力。
またオペラ座の舞台シーンでは、自分達がその世界の中に身を置いているかのような
ミュージカルならではの臨場感を味わう事ができた。
とにかく様々な演出がかっこよく、最高のミュージカルだった「PHANTOM of the OPERA」。
あのコンパクトな空間で人々を感動させる舞台を作り上げてしまう、
総合芸術であるミュージカルが持つその無限の可能性にとにかく気持ちが高揚した夜だった。

オペラ座の怪人の余韻に浸りながら今日は終了。


11月9日、
今日は「パンクの女王」ヴィヴィアン・ウェストウッドが
2人目の夫と始めたお店「worlds end」からスタート。
逆回りする大きな時計が印象的な外観だったが、
あまりうちらの好みではない感じだったので中には入らずスルー。

そのまま散策を続け次はセレクトショップ「the shop at bluebird」へ向かった。
中に入ると本・食器・アクセサリー・小物・服と充実した品揃えにオシャレな店内。
特に何も買いはしなかったが素敵なお店だった。

昼は近くのカフェでパニーニを食べ、老舗デパート「Harrods」をチラ見した後は
本日のメインであるアフタヌーンティーのお店へ向かった。

お店の名前は「sketch」。
どうやら最近若者に人気のお店らしく、
実はここもチハルさんに教えてもらったお店だ。

店にたどり着くと、外観は普通なのだが中がヤバかった。
モダンなインテリアにアンティーク調の店内。
落ち着いた照明がいい雰囲気を醸し出している。
それでいてスコーンとティーのセットが10£くらいというから驚きだ。
しかも出てきたスコーンもホントに美味しく、一人3個も入っていたので、1個ずつお持ち帰り。

そして更にヤバいのはここのトイレだった。
前もってチハルさんからもトイレが凄いというのは聞いていたのだが、
いざ行ってみるとホントに凄かった。
ってかチハルさんに聞いていなかったらトイレなのかも分からなかったに違いない。
近未来的な真っ白な空間の中、天井部分のカラフルなライトに照らされるトイレ。
いや、トイレというか巨大なタマゴ。
細長い巨大なタマゴが幾つも並べられていた。

お~、これか。

いやいやいや、ってかマジでしづらいでしょこれは。
100%落ち着かないわ。
案の定タマゴを開けて中に入ると落ち着かない空間。
うん、これ大とかは無理かな。
気持ち的に。
落ち着かないまま用を足し終え、席へと戻った。

トイレにたどり着くまでの移動で更に驚いたのは、このお店がめちゃくちゃ広かったということ。
うちらがいる部屋以外にもティールームと広いダイニングがあり、
VIPルームまで用意されていた。

こりゃすごい。
結婚式の2次会にでも使えば盛り上がること間違いなしでしょ。

感動しっぱなしのsketchを後にすると、ホステルで夕飯を作って今日は終了。


それでは写真のハイライトで。






ノッティング・ヒル周辺



White Cube Gallery









m&m'sのドデカいショップ


worlds end



the shop at bluebird















sketchとやばいトイレ

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