2013/01/08

ケンブリッジで友人と再会





ー 1031日 ー
今日は予備校時代の友人Oに会いにケンブリッジへ。
イギリスに留学し、そのままイギリス人男性と結婚してケンブリッジに住んでいるO
現在イラストレーターとして活動している彼女とは、
イギリスの滞在時期が大体決まってからFacebookで連絡を取り合い、
旦那さんの都合もいい日に地元ケンブリッジを案内してもらうことにした。
彼女に会うのは大学の時の個展に来てもらって以来約6,7年振り。
久々の再会が楽しみだ。

オックスフォードと並び大学都市として知られるケンブリッジへは
キングス・クロス駅から電車で約1時間。
駅を降りるとロンドンとはまた全く違う街並が広がっていた。
石造りの古くて趣のある街並。街には川が流れ、川下りをしている人の姿も見える。
都会とはまた違い落ち着いた雰囲気がとても魅力的だ。

しばらく歩いてたどり着いたのはO夫婦と合流する前に見学しておきたかった
ケンブリッジ大学の「King's College」。
ヘンリー6世により1441年に設立されたゴシック様式の荘厳な建築で緑の芝が美しく、
特に礼拝堂のアーチを描いたような扇状の天井は圧巻だった。

キングスカレッジの後はまたもやEATでランチタイム。
スープだけ注文し、持ってきたおにぎりでランチを済ませると、
Oと連絡を取り近くのカフェで合流することになった。

待ち合わせ場所はキングスカレッジ。
約6,7年振りの再会だったが、会ってみると前とさほど変わった印象は受けなかった。
まぁ、俺もあんま変わってないけど。
Oに連れられ近くのカフェに行くと、優しそうな旦那さんマットと合流。
転職活動中のマットは海外のゲーム会社の面接を受けている最中で年齢はうちらのちょっと上。
外人でこれだけ見た目が若い人と会うのは初めてだった。

自己紹介を済ませると、お互いの現在に至るまでの話やマットとの出会いの話、
こっちも今まで廻った国の話や仕事の話などをして再会を懐かしんだ。
マットもさすが奥さんが日本人+何度か日本に行ったりしているだけあって、
日本語も結構聞き取れるらしく、日本語で結構返してくれたりした。
なので会話は日本語8割の英語2割。
まぁ、俺が英語力5くらいなのでマットにはちょっと申し訳ない気持ちだったけど。

カフェの後は色々と詳しいマットの案内でケンブリッジの街巡り。
窓の大きさでいつの時代に作られた建物なのかが分かるとか、
周りの大学の歴史や学部の説明等をしてくれた。
他にもウィリアム王子やヘンリー王子の気になる評判なども。

なんやかんや巡った後はとりあえずディナー前にバーで一杯。
イギリスでティピカルなフレイバードウォッカを注文することにした。
いざメニューを見ると様々な種類があるウォッカ。
フルーツなど分かりやすいものからグミやチョコなど変わり種のフレーバーも多数ある。
せっかくなので面白そうなやつがあるのを頼み、O以外の3人で2杯ずつショットを頂いた。
アルコール度数が高い割に後味も爽やかで、甘い分飲みやすいウォッカ。
なんだ全然いけるね、などと余裕をこいていたらこれがあとあと響くこととなった。

ティピカルなウォッカも頂いたところで次は二人オススメの肉料理のお店でディナータイム。
ほぼ満席の中唯一空いていた席をゲットし、席に座るとそれぞれ違うものを注文した。
注文を終えるとワインで乾杯し、まずは前菜。
ここでもイギリスに抱いていた料理へのイメージが覆された。
やっぱりイギリスのレストランは普通においしいのかもしれない。
イギリスの食のイメージを落としているのは
郷土料理の味気なさと底辺のお店がホントにヤバいということに違いない。

前菜をおいしく頂き、メインがきたところで、なにやらちぃの様子がおかしくなってきた。
とりあえずワインを飲むのを止め、水をもらって休憩していると、

「ちょっとトイレに行ってくる。」と言うちぃ。

ちょっとトイレに行ってくる。
ついにこの言葉がこのタイミングで出てしまった。
実はこの言葉を聞くと俺はいつも心配になってしまう。
それはこの言葉の後には大体良くないことが起きるからだ。
1度目は初めて二人で行った沖縄旅行の時。
この言葉の後には飛行機の中で倒れているちぃの姿があった。
2度目はよく行く中華料理店。
この言葉の後にはトイレで倒れているちぃの姿があった。
それからというものこの言葉を聞くと、結婚式の二次会の最中でも心配になったくらいだった。
きっとこの旅の最中でも必ず一度はくるに違いない。

その時がついにやってきた。
久々にまた心配になる、ちょっとトイレ行ってくる発言。

Oが心配してくれていたこともありトイレがある下の階に目をやると、
案の定階段の下でうずくまっているちぃの姿があった。
急いで階段を降りると店員さんにお水をもらってへたれこんでいるちぃ。

出た!
ついにこのパターン!
ついに今日やってきた。

もう一度店員さんにお水をもらい、
なんとかちぃがトイレに行くのを見守ってから一緒に席に戻ると当然心配する二人。
いやいや大丈夫、大丈夫と言いながらも
二人にはまさかの事態に大分心配させてしまった。

それでも幸いなことにちぃの体調は徐々に回復。
ディナーも楽しく続行することができた。
しかもウォッカもこのお店も全て奢ってもらってしまい、お世話になりっぱなしの一日。
高円寺に来た際には奢る約束をして今日の再会企画は終了した。
夜になってハロウィン感が出てきた街を一緒に駅まで歩いて帰り、最後は笑顔で解散。
二人は自分たちの電車の時間ギリギリまでうちらを見送ってくれた。

俺にとって渡英前の姿しか知らなかったO。
それが現在は英語も喋り、イラストレーターで、旦那さんはイギリス人。
この6,7年で様々なことが変わり、久々の再会がイギリスというのが刺激的であり面白かった。
ホントに楽しい時間をありがとう。

これからはちぃに更にお酒を控えさせないとまずいかな。


それでは写真のハイライトで。










ケンブリッジ街並















King's College



フレイバードウォッカ



ディナー


帰り道で会った激恐チャッキー

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