ー 11月24日(Day1) ー
ついに今日からアフリカキャンプツアー開始!
一日目である今日は、朝8時頃にトラックのロッカーに
各自の荷物をとりあえず全て収納することから始まった。
ここで昨日のミーティングにいたかったメンバーとも初合流。
世界各国から集まったメンバーは、
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ガイド :ダーリントン(ジンバブエ)
ドライバー:フォーチュン(ジンバブエ)
【男】
デイビット(スペイン)
バリー(アメリカ)
フィリックス(ドイツ)
【女】
モラ(韓国)
ステファニー(カナダ)
ジョージー(オーストラリア)
ダニエラ(ドイツ)
マーリン(ドイツ)
キム(オランダ)
アリー(アメリカ)
エミリー(アメリカ)
ケイ(アメリカ)
ジル(アメリカ)
ローラ(ニュージーランド)
ラリッサ(スイス)
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という顔ぶれ。
トラックに荷物を預けると、まずはバンに乗り込み、
アパルトヘイトの名残が残る地区を見学するタウンシップツアーが始まった。
(タウンシップとは、アパルトヘイト時代に白人と隔離されていた黒人の町のことで、現在は様々な場所に点在している)
この午前中のツアーガイドはダーリントンとはまた別のガイド。
ガイド自身もタウンシップで生まれ育ったため、自身の経験を交えながら様々な話をしてくれた。
当時はもちろん白人と同じ学校に通う事もできないし、白人と同じバスにも乗れなかったことや、
身分証明書を常に携帯していないといけなかったという話。
しかもアパルトヘイトが廃止された今もその名残は確実に残っているという。
都会から少し離れたところにある今回見学するタウンシップ。
舗装されていないそのままの土の上に沢山のプレハブ小屋が建てられていた。
しばらくは車の中から覗き、アパートなどのある地帯に着くと、
バンを降りてしばらく歩くことに。
ちょっと路地に入ると、無邪気に遊んでいる子供達。
落ちているゴミやものを使い単純な遊びを編み出している。
うちらがちょっと近づくと笑顔で絡んでくる子供達。
気がつくと腕につかまり、肩車をせがまれ、満面の笑みで走ってくる。
抱きかかえると、嬉しそうに背中に乗ってくる子供達が可愛くて仕方なかった。
他にも男の子とは一緒に石ころでサッカーをしたり、拳を合わせる挨拶で盛り上がる。
無邪気で純粋で好奇心に溢れたキラキラ輝く瞳を持つ子供達。
今までの国でもこんな表情を見せる子供達に出会った事はなかった。
それは物がないからなのか、自然の中で育ったからなのか、人種の違いなのか、良く分からない。
良く分からないが、これが本来子供が持つ純粋な姿のような気がした。
子供達と触れ合った後は、小屋で現地の人達が造るビールを飲んだり、
女の子達による現地のダンスが行われたり、ツアーらしいことが行われた。
こうやってツアーが来る事で、この村にもお金が入っているのかもしれない。
それでもあの子供達の無邪気さだけが頭から離れなかった。
ツアーの最後はローカルレストランでBBQランチ。
ここでは隣の席になった韓国人のモラと仲良くなった。
うちらと同じ年で高校の時に数年間アメリカにいたため、英語が堪能なモラ。
韓国の大学を卒業後は、国際貢献出来る仕事に就きたいという思いから
南アフリカのヨハネスブルクで数年間働いていたという。
この数年はずっと長い休みが取れず、今回仕事を辞めて韓国に帰る前に
アフリカを廻ろうとACACIAツアーに申し込んだらしい。モラはうちらより長い19日間ツアー。
隣の国だけあって、日本のドラマや映画、アイドル、漫画などにも詳しく、
一番好きなアイドルが木村拓哉というから、キムタクの凄さに改めて驚かされた。
オプショナルツアーの後はケープタウンにある巨大なモールで
これからのキャンプツアーに向けた買い出しと両替やATMタイム。
モールのデカさとキレイさにまず驚いたが、
中に入ると白人ばかりなことにさらに衝撃を受けた。
かつてドイツ人によって植民地にされていた南アフリカ。
現在も南アフリカを実質支配しているのは少数の白人だ。
従業員を見ても完全な黒人は一人としていない。
黒人の中でも肌の色によって、ブラック、ブラウンに分けられ、
その中でもブラックはかなりの差別を受けたというガイドの話、
モールの中を歩いていてもそんなことを感じさせられた。
ダーリントンの話によると、ナミビアでも南アフリカのお金ランドが使えるということなので、
うちらはとりあえずドルをランドに替えておく事にした。
あとは水を買い込むと、トラックの中へ。
トラックが出発すると次の目的地は今日のキャンプサイトとなる「HIGHLANDERS CAMP」。
約260kmの道のりを走り、到着するとテントの張り方の講習が始まった。
講習が終わると2人1組のチームになって各自でテントを張り、夕飯までは自由タイム。
周りを見渡すとめちゃめちゃ壮大な景色が広がっているキャンプサイト。
ケープタウンから見えるテーブルマウンテンにもテンションが上がったが、
これから待ち受ける大自然がどれほどのものなのか楽しみになるスタートだった。
トイレやシャワー、バーなどキャンプサイトの施設を一通り確認すると、
その辺をプラプラ。
アフリカのキャンプ生活と聞いて結構過酷な場所で生活するのかと思っていたが、
キャンプサイトの設備は整っているし、そこまで心配はいらないようだった。
日が落ちてくると一気に冷え込んでくるキャンプサイト。
マジか、、、
夕方にしてダウンを着込むほどの寒さになっている。
ケープタウンも夕方涼しくなっていたが、これは段違いの寒さだった。
そのことに薄々みんなも懸念を抱きながらもディナータイム。
初日の今日はなんと何も手伝う事なくキャンプサイトでディナーが振る舞われた。
昼も何もしなくて良かったし、ラッキーな一日。
食べ終わると、ダーリントンから今日のおさらいの話があり、
最後に明日の予定について語られた。
明日は400kmの大移動になるため、出発はなんと朝の7時。
しかも朝の6時からテントの仕舞い方の講習を行うと言う。
早っ!!
誰よりも早起きを嫌がったのはデイビットだったが、
そんなことで時間が変わる訳もなかった。
ディナーが終わると更に冷え込んできたためシャワーも浴びずに
寝袋に包まってテントの中で眠りについた。
ちぃは高校時代にかなり過酷なリアルサバイバルをしていたのでテント生活はこれで2度目。
俺にとっては初のテント生活が始まった。
それでは写真のハイライトで。
タウンシップツアー
巨大モール
HIGHLANDERS CAMP
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