2013/01/08

歯茎がおかしい





ー 1112日 ー
11月1日、
今日はTOPSHOPでちぃのネイルからスタート。
指ごとに一本ずつ好きな柄に変えられるということでテンションの上がるちぃ。
しかも値段も日本の約半額。
ちぃがネイルをやってもらっている間は俺はその辺をプラプラし、
終わったくらいで合流するとまたもや今日もいつものEATでランチタイム。
ところがいつも通りにいかなかったことがひとつだけあった。

それは俺の歯茎問題。

最近親知らずの上の歯茎が腫れてきたなと思っていたら、
ここにきてハンパない腫れっぷりを見せていた。
これはもはや液体レベルのものしか口を通せない状況。
EATもトマトスープを完食するのがやっとだった。

やばい。
これは非常にまずい。

なんとか自然回復することを願ってここ最近様子をみていたが、
このままだと痛過ぎてマジで何も食えなくなるかもしれない。
海外でなりたくない一番の体調不良が歯だったのに。
他の部位は保険が利いたとしても、歯だけは保険が利かない。
よりによって最悪の場所が悪くなってしまった。
とはいえ幸いだったのはここが大都市ロンドンだということ。
さすがロンドンだけあって、ネットで調べると良心的な日本人歯科医のいる歯医者が見つかった。
日本より高くつくのは仕方ないとして、やはり歯医者はしっかりした日本人医師に診てもらいたい。
ってか英語で歯茎の症状とか説明できないし。
そう思って連絡をしてみたのが奈美デンタルクリニックだった。
電話とメールで連絡を取ってみると、返信も早く、対応もいい感じ。

しかし人気過ぎのため予約が取れたのが約一週間後の11月8日。

遅っ!!
ってかもう治ってるかも。
自然治癒で。

これでこの状態のまま約一週間頑張らないといけないことが確定した。
もうしばらくはヤワヤワのものしか口にできない。
そんな悲しい生活をなんとか続けよう。
まぁ、食がめちゃうまの国じゃないだけまだ良かった。
そんな感じで予約が完了してからまず今日向かったのは、
一番楽しみにしていたギャラリー「SAATCHI GALLERY」。
展示されている現代美術の作品は全て有名な広告代理店「SAATCHI & SAATCHI」の
創業者であるチャールズ・サーチという人物のコレクションで、
なんとコレクション数は3000を超えるという。
そしてうちらが見たかった展示が
CHANELのデザイナーであり写真家のカール・ラガーフェルドの写真展
「THE LITTLE BLACK JACKET」。

SAATCHI GALLERY自体の規模・コレクション・造りもすごく、
この写真展もものすごくかっこよかった。しかも無料だし。
作品はもちろんとして、
70歳を過ぎているとはとても思えないカール・ラガーフェルド自身が更にかっこ良かった。
(写真で見るだけだけど)

SAATCHI GALLERYの後はロンドン定番の観光名所である、
バッキンガム宮殿、ウェストミンスター寺院、ビッグベンこと国会議事堂を一通り観光。
天気が変わりやすいせいか、雲と光が劇的なコントラストを見せた時の景色は最高に美しかった。

夜はサッポロ一番をヤワヤワの麺にしてなんとか完食。
ものが噛めない辛さを久々に味わうこととなった。


11月2日、
朝起きると、下から何やら声が漏れてきた。
最初はテレビの音かと思っていたが、ちょっと様子がおかしい。
聞き耳を立ててみるとどうやら穏やかではない様子だ。
女性と男性が口論になっている。
ヒステリックな印象を受ける高圧的な男性の声に、
戸惑い声が小さくなっている女性の声。

「そんなこともできてないんじゃここから出すことできませんから!」
パタンッ!

ドアが急に閉まる音と同時に、
男性の静かだが明らかにキレ気味なその声で会話は終わった。

いやいやいや、朝から何これ。昼ドラ?
全く状況が掴めないけど完全に嫌な雰囲気が漂っていた。

そしてうちらが朝食を食べに下に降りると、
その女性が半泣きで
「洗濯機が止まったら中のシーツ干しておいてもらえませんか」とお願いしてきた。
実はこれはこの宿のチェックアウト時のルール。
チェックアウトする日に自分が使用していたシーツと枕カバーを洗濯&乾燥し、
新品のものと取り替えてから出て行くことがここのルールになっている。

なるほど、どうやらこれが原因でさっきスタッフの男性ともめていたらしい。
といっても洗濯にかかる時間が一時間、更に乾燥に2時間近くはかかってしまう。
最低でも計3時間。
これはどう考えても朝早くチェックアウトする人には過酷すぎるルール。
そのため洗濯さえすれば、あとは干して、取り込みを他の部屋の人達に任せる形でもいいのだが、
今回は洗濯すらせずチェックアウトしようとしてしまったらしい。
でも話を聞いていると、男性スタッフが「朝早いから洗濯はいいですよ」と言っていたとか、
言っていた集合時間よりも全然早くやってきたとか、話がなかなか噛み合ない。
そして間に入る女性スタッフ。

結局は全員変わった人、
ということで事は収まったが、
この件を機にうちらのチェックアウトへの注意が大分高まった。

朝からなかなかの事件に遭遇した後はチハルさんに教えてもらった
オススメスポットをプラプラ。
オシャレな本屋があったり、雑貨屋、ショップもあり、
昼は久しぶりに良い感じのイタリアンで食べることにした。
心配していた歯茎もまさかの一日にして相当な回復をみせ、
なんとかパスタとピザを完食。
人間の自然治癒力に感謝。
そしてやっぱり味も美味しかった。

ランチの後は再びShoredichエリアに挑戦。

ここでたまたま見つけたカフェがめちゃくちゃ良かった。
映画のかもめ食堂を思わせる落ち着いた雰囲気の店内に、
ここ最近で一番おいしいコーヒー。
清潔感と上品さのある白い壁と温もりのある色合いの木のテーブルと椅子。
上からぶら下がるフライパンや木製の棚に載せられた小物がとても可愛らしかった。
家の近くにあったら休日は絶対通ってしまうようなカフェ。
本とコーヒーさえあれば何時間でもいれそうな、そんな居心地の良いカフェだった。

他にもギャラリーやショップを見て回った後は宿に戻って、夕飯の焼きそばタイム。
デザートにチハルさんと一緒にちぃお手製わらび餅を食べてのんびりした後は
明日がチェックアウトのため先に一セットだけシーツとカバーを洗濯&乾燥させることに。

うちらが明日チェックアウトとということでチハルさんが
ケーキをくれたことがすごく嬉しかった。
チハルさんが寝静まった頃にうちらはチハルさんの部屋のドアに手紙を貼り、
日本でまた再会することを誓って就寝。

明日宿をチェックアウトすると、列車に乗りスコットランドへと向かう。


それでは写真のハイライトで。



















SAATCHI GALLERY





バッキンガム宮殿






ウェストミンスター寺院と劇的な瞬間






ビッグベンこと国会議事堂









Shoredichエリアの良い感じのカフェとその周辺

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