2013/01/08

マーケット&ギャラリー巡り





ー 102830日 ー
10月28日、
今日はチハルさんに描いてもらった地図をフル活用し、
今ロンドンで一番旬な場所と言われているイーストエンドを攻めることに。
まずはリヴァプール駅で降りてから、スピタルフィールズマーケットをプラプラ。

するとここでいきなりうちらがドはまりすることとなるブランドに遭遇した。
ブランドの名前は「Bolongaro Trevor」。
アンティークな雰囲気の店内に、生産数の少ない面白い服が並んでいた。
(俺は結局何も買ってないけど、、、)

その後もプラプラとマーケットをぶらつき、小腹が空いたので肉まんを食べていると、
あれ、ここ来たな、と急に卒業旅行でここを訪れていたことを思い出した。
あの時は3泊4日のめちゃ弾丸旅行。
初めてロンドンで浴びせられた言葉は「FUCK!!」だった。
真っ暗な夜に着いたロンドンで水漏れ的な理由でなぜかホテルに入れず、
道も分からないのにバスに乗って新しいホテルに自力で行かされた末に、
赤信号を無理やり渡った時に浴びせられた言葉だ。
一日に美術館を3,4つ廻る等なかなかのハードスケジュールだったのが懐かしい。

あれから4年か。
さらに4年後は何してるかな。

このマーケットの周りはとにかくオシャレなお店が多かった。
もちろん本場のALL Saintsさんとも遭遇したり、
パリのマレ地区とはまた全く違う雰囲気。
徐々にアンダーグラウンド色が強くなりつつ、それが最大限強くなったのが、
「sunday up market」と「Brick lane market」だ。

sunday up marketは屋台飯も充実していて、外の広場が面白かった。
古びれた茶煉瓦の壁に覆われた工場跡のような広場に思い思いのアートが飾られ、
食事ができるように木のテーブルが幾つも並べられている。
辺りを探せば探す程細かいアートがマーケットを飾っていた。
とりあえずランチはここの屋台で買ったパッタイと総菜のぶっかけご飯。
これが普通にうまかった。

なんだ、全然うまいじゃん!
ロンドンは何を食べてもまずいかのように言われているが、
おそらくロンドン料理に美味しいものがあまりないだけで、
料理自体のレベルはその辺の国となんら大差ないのかもしれない。
一番大御所のフィッシュ&チップスは結局食べなかったけど。

壁はクオリティーの高い落書きで溢れ、徐々にディープになっていくBrick lane market。

あまりの人混みと雰囲気からここはスルーして、2011年末にオープンした新名所、
貨物輸送用コンテナを並べて造ったショッピングモール「Boxpark」に行くことにした。
NIKEやPUMAやアートギャラリーなど50店舗近くのお店が肩を並べる
2016年までの限定モールなのだが、イマイチピンとこなかった。

たまたま見つけた激安カフェで一服した後は
こちらも旬の店が並ぶと言われているShoredichエリアへ。

ひたすら歩き回るも所々に面白い店がちょこちょこある感じで、
知らないとお店を発見するにはなかなか難しいエリアだった。

宿に戻ると今日でカレーを食べ切り終了。


10月29日、
今日はロンドンで一番楽しみにしていた美術館、テートモダンへ。
ここは旧発電所をリメークした20世紀以降の現代美術にテーマを絞った現代美術館だ。
(詳しくは世界の美術館巡りで)

まずは最寄駅を降りると、近くにあった日本食のチェーン店「wasabi」で
チキンカツ弁当とソバをゲット。
テムズ河越しに見えるテートモダンの姿を拝みながらベンチに座ってランチタイムにした。
すると、やはり普通にうまいロンドンのチェーン店。
なかでもwasabiは人気が高いらしいが、
普通に日本のコンビニに売られているレベルと同じ味だった。

ロンドンは高くてまずいというイメージはもはや古いのかもしれない。

それにチェーン店の多さにも驚く。
もちろん個人経営のカフェなども見かけるが、
街中で見かけるチェーン店の数が今までの国に比べて圧倒的に多い。
これは今まで行ってきたヨーロッパの国では珍しいことだった。
駅の周りに並ぶファストフード店・イギリスのチェーン店に人気ブランド。
建物の形こそ違うが、どこか日本と似ている感じがする。

それに休み時間を利用して河沿いをジョギングしているサラリーマンの姿も印象的だった。
いわゆるできるビジネスマン風な人達。
休み時間を有効に使ってリフレッシュしてからの方が、
午後の仕事の効率も上がるのかもしれない。

肝心のテートモダンは美術館自体は面白かったが、
行った時期が少し微妙になってしまった。
実はうちらが行く一つ前に行われていた特別展がDamien Hirst展だったのだ。
今回の特別展は「森山大道+WILLIAM KLEIN」。
しかもなぜか今年だけ入り口の大きなスペースで行われる
毎年恒例の展示「THE UNILEVER SERIES」が行われていなかったのが残念だった。

美術館の後はそのままテムズ川に沿って歩き、
ロンドン橋の夜景を見て終了。


10月30日、
今日まず向かったのはDamien Hirstのショップ兼ギャラリーである「other criteria」。
ポストカード、本、Tシャツ、版画や作品まで買うことのできるこのお店は
欲しいものが多くて少し困ってしまう程だった。
特に箔押しのドクロのかっこよさがハンパじゃない。
金さえあれば全部欲しいくらいだったが、それはまたこの先の話として
とりあえず今回はポストカードだけゲット。
後ろ髪を引かれつつ店を後にした。

次に向かったギャラリーはうちらの好きな作家M/M(Paris)の作品が展示されている
「GALLERY LIBBY SELLERS」。
飾られていたのはM/Mのイラストが描かれた絨毯が4枚。
あとは主に本が売られていたのだが、
限定発売されていた過去の展示の大型本といくつかの本を我慢しきれず購入してしまった。

M/Mの本を大量に日本に送った後は、
またもやEATでランチを食べて、プラプラ散策。

特に良かったのは有名な老舗デパート「LIBERTY」だった。
新進気鋭のデザイナーブランドも率先して取り入れる、
最新ファッションに敏感なLIBERTYは他のロンドンのデパートとは全く違う印象を受けた。
建物はイギリス海軍の2隻の軍艦に使われていた材木を使用した
テューダー・リバイバル様式のアーツ・アンド・クラフツの建築。
リバティ・プリントと呼ばれる植物や自然系のとても美しいプリントは、
建物と同じくリバティのアイコンとして世界中で愛されている。
また外観だけでなく店内の内装や飾り付けもセンスが良い。
商品の品揃えも幅広く、紙モノや雑貨もここが一番充実していた。

LIBERTYとピカデリーサーカス駅の間のオシャレエリアを散策した後は
三越のジャパンセンターで麻婆豆腐の素を購入。

宿に戻ると久々に麻婆豆腐に満足して就寝した。


それでは写真のハイライトで。








スピタルフィールズマーケットと周辺
















sunday up marketと周辺




Boxpark







テートモダン


ロンドン橋の夜景






other criteria







GALLERY LIBBY SELLERS



LIBERTY

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