2013/01/14

最悪の体調でアフリカ入り





ー 112223日 ー
1122日、
深夜1時頃にドバイに到着。
ただここは単なるトランジットのため、
8時50分のケープタウン行きの飛行機の時間まで時間をつぶさなくてはならなかった。
というより寝るしかない。

まずはドバイのエミレーツ専用ターミナルの凄さに驚きながら、寝る場所探し。
さすが世界のハブ空港、ドバイだけあってこんな時間でも沢山の人で賑わっていた。

ちょうど良さげな椅子を見つけたところで初の空港泊。
荷物を抱えながら眠りに入る。
俺はそこそこ寝れたのだが、どうやらちぃは寒かったり、
寝づらかったりで、大体ネットをして過ごしていたみたいだった。
そんな感じで飛行機の時間まで時間をつぶし、
朝食をパンとコーヒーで済ませると飛行機に乗り込んだ。

ケープタウンまでは約9時間のフライト。

さすがに長いので「宇宙兄弟」など映画を見ながら過ごしていると、
突然体調が悪くなってきた。
足元からジワジワと来る悪寒に冷や汗が流れ、徐々に早くなる動悸に軽い目眩。
座っているのさえきついくらい全身のだるさが頂点に達してきた。

やばい、これはマジでガチのやつがきた。

こんな症状が出るのは人生で2回目。
1度目は極度の疲れとう○んこの我慢のし過ぎで終電の地下鉄で倒れた時だ。
あの時は立っていることもできなくなり、新高円寺駅に着くなり
目の前が真っ暗になってホームに倒れ込んだ。
支えてくれた男性と駅員さんに助けられ、
しばらくホームで休んだのち、トイレに行きたいんです、と告げると
バケツ持って来るんでここで吐いて大丈夫ですよ、と優しく言ってくれた駅員さん。

いや、そっちじゃなくて大の方なんで、
と告げるとまさかの回答に多少苦笑いでトイレまで案内してくれたことを覚えている。
俺としてはう○んこの我慢のし過ぎが原因だと思っているが、
ちぃには明らかに疲れでしょ、と言われているちょっとした事件だ。

まさかその2回目がこんな時にくるとは、、、

隣を見るとぐっすり寝ているちぃ。
ドバイ空港で寝れなかったちぃもかなり疲れているに違いない。
ピークを過ぎると多少落ち着いてきたので、
何度も態勢を変えながら休んでいるうちに徐々に体調も回復し、
なんとか眠りにつくことができた。

そんな感じでやっとの状態でなんとかケープタウンに到着。
初めてアフリカ大陸に降り立った瞬間だった。

ついにやって来た南アフリカ。
これから大自然での初キャンプツアーが待ち構えていると思うと不思議でならない。
飛行機を降りるとイミグレでは、
前歯が抜けた若干怖面のスタッフにスタンプを押してもらい入国。
たまに見せる笑顔はいい人にも見えたが、歯が抜けているせいか良く分からなかった。

さぁ、これからがアフリカ生活のスタートだ。

まずは空港で両替を済ませると、バスに乗り市内へ。
今回泊まるロッジまではツアー会社のピックアップサービスもあったのだが、
値段も高いし、ケープタウンは安全と聞いていたので公共の交通機関で行く事にした。
こんなに体調が悪くなるなら頼んでおけば良かったと、軽く後悔したのは言うまでもない。

それでもちぃに支えられながらバスを乗り継ぎ、最寄りのバス停からは
変な黒人に絡まれながらも歩いてなんとかロッジに到着することができた。

ここにたどり着くまでに驚いたことは、ケープタウンの都会っぷりと白人の多さ、
それに現地の言葉以外にほぼ英語がメインで使われていることだった。

チェックインを済ませると、近くの薬局&スーパーへ。

しかしこの時にはもう限界の体。
立っているのがやっとの状態で、後はちぃに全ておまかせするしかなかった。
薬局で解熱作用のある風邪薬を購入し、スーパーでは水と今日と明日用のちょっとした食材を購入。
買い物が終わると、フラフラ歩きながら宿へと戻り、
部屋に入るなり薬を飲んでベッドに倒れ込んだ。
こんな状態になるなんて旅行中では初めてだし、日本にいても5,6年振り。

それにしても明後日からキャンプツアーだというのにこれはシャレにならなかった。
これは一刻も早く治さねばならない。

ただ幸いなことに、ちぃはトルコの不調が嘘のようにすでに元気だったので、
俺が眠りにつくと一人で夕飯を全て用意してくれた。
俺は寝て、起きて、用意してもらったご飯を食べるだけ。

ホントにありがたい。
これは2人で旅行しているからこそ出来る支え合いだ。
まぁ大体支えられているような気もするけど、
ちぃにひたすら感謝しながら、夕食を食べ終えると薬を飲んで
死んだように眠った。


11月23日、
朝目が覚めると、嬉しいことに体調はほぼ良くなっていた。
昨日のようなだるさも軽減し、普通に歩ける。

朝食を食べ終えると、今度は変換アダプタを求めて薬局へと向かった。
なんと今まで全ての国に適応してきた変換アダプタがここ南アフリカでは通用しなかったのだ。
こんなのは今まで色んな国を廻ってきて初めての事態。
南アフリカのコンセントはなんか差し込み口がやたらと太かった。
とりあえず薬局で良さげなのをゲットすると、隣のスーパーで水とAppletiserを購入。
AppletiserマニアのちぃはAppletiserが南アフリカ産だということを知って、
テンションが上がっていた。もちろん日本で買うよりはるかに安い。
昼はペンネとサッポロ一番でランチタイム。

その後も部屋でゆっくりすると、夕方6時からキャンプツアーのプレミーティングが始まった。
今回選んだツアー会社はメキシコで会った夫婦がオススメしてくれた「ACACIA」。
うちらが選んだツアーは南アフリカのケープタウンから始まって、
ナミビアのウィントフックが終点。
途中のナミブ砂漠、エトーシャ国立公園がハイライトとなる11日間のツアーだ。
最長40日間くらいのものもあるのだが、うちらは11日もあればお腹いっぱいということで、
一番見たいナミブ砂漠とエトーシャ国立公園が含まれているこのツアーにすることにした。
移動方法はロッカー、クーラーボックス、テント、キッチン用品など
生活に必要なものほぼ全てを搭載した最大25人乗りのトラック。
宿泊は基本的にキャンプサイトにテントを張っての生活になる。(たまにロッジ)

今回参加する人数は全部で17人。(+ガイド1人+ドライバー1人)
そのうちまだ11人しか姿を見せていないが、
ツアーガイドのダーリントンによって明日から始まるツアーの説明が開始された。
周りを見渡すとメンバーは20~30代中盤という若者ばかりの今回のツアー。
しかもほとんどが女性ばかりで、男は4人。
メンバーは丁度良い感じだが、問題なのはこれから全てが英語の生活になるということだった。
コミュニケーションが必須な共同キャンプ生活。
英語力2の俺の力でどこまでうまくやっていけるのか、
そんな不安を抱えつつも、メンバーの中で唯一英語がちょっとだけ苦手という
スペイン人デイビットと知り合うことができたのが唯一の救いだった。

デイビットとスペインの話で軽く盛り上がると、
デイビットは少し離れた場所に宿を取っているため明日の早朝出発に向けお別れ。
うちらもトマトパスタとみそ汁で夕食を済ませると明日のツアーに備えて眠りについた。


それでは写真のハイライトで。








ケープタウンと今回のロッジ

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